2010年2月13日 【旅行】避寒地へ（３）

　昨夜の雨から一転して快晴。ただし気温はさほど高くなく、風が吹くとやはり寒い。

　結局キーウエストとかのツアーには申し込まず、ダウンタウン南方にあるオシャレなエリア？ココナツグローブ目指しててくてくてく…１時間半(笑)。ここのヨットハーバーにあるレストランでご当地名物ストーンクラブ(蟹)を賞味。美味しかったけど抜群ってほどじゃないのは店を誤ったか、まぁそんなモンか。

　また少し歩いてMetrail(近郊電車)の駅へ、ダウンタウン行って海沿いのモールをブラついた後、近郊電車の終点まで乗ってまた夕暮れの寂しい道をてくてくてく…目指すは無線機屋。しかし広告の住所のドアには閉ざされ、何のブランド看板もなくとても店舗には見えない…夕暮れのアメリカっぽい景色がせめてもの収穫か。

　バスでダウンタウンに戻ったが評判どおり治安悪そう、人がいない。二人連れだから行ったんだけどね。なので再び海沿いのモールに戻り(たった数ブロックで人がウジャウジャ溢れている)、アルゼンチンビーフを賞味。フードコート内だったけど旨かったな。

　ホテルに戻り荷物をピックアップ、明朝の早立ちに備え空港近くのホテルへ。あー今日は良く歩いた。

　Holiday Inn MIAMI-INTERNATIONAL AIRPORT泊

【映画】THIS IS IT

　この作品を「映画」と言って良いものか迷ってしまうけど、映画館で興行してるし機内でも見られるし、ドキュメンタリー映画とする。

　ソロとなって大ヒットした頃のMJ(マイケル・ジャクソン)しか知らず、かつその後に報じられた整形手術や奇行から何となく好きじゃなくなってしまったけど、こうして改めて見るとやっぱスゲーなって思った。

　１つ、とてもナイーブなこと。決して大声を出さない。決して声を荒げない。そしてスタッフの意見を聞く耳を失っていない。あれだけのスターにしてこの態度、人格者である。

　１つ、パフォーマンスが衰えないこと。体型の維持、キーの高さ、ダンスのキレ。本当に50歳かと思った人は多いと思う。

　１つ、現状に安住しないこと。リハ中でもショーのアイディアを自分からもとことん出し、ただ「懐メロ」歌ってハッピーなんてステージにするつもりはないこと。

　ミーティングでMJがスタッフに言う。お客さんに非日常的な体験をさせる、と。このプロフェッショナリズムに戦慄する。それでいて観衆に「見せつける」のではなく"LOVE"で包み込もうとする。うーん、やっぱり「神」なのか？

　流れる音楽が心地良かったのは勿論だが、１人のプロフェッショナルを追ったドキュメンタリーとして最高に面白かった。

　2010年2月11日　JL6便(NRT→JFK)機中にて鑑賞