ペンタックスの次はニコンである。こちらはエルタワー28Fにある。エレベーターを降りると、雨に煙るネオンが目を射る。「シャドー・シティ」の世界だね♪
トゥットゥットゥッル~♪なんて浮かれ気分を吹き飛ばすような暗めのキャプションつきから見始めた個展、身近な題材しかも打ち棄てられたものが多い。廃屋、放置されたドラム缶、投げ捨てられた吸殻。わずかに猫の写真だけが生命の暖かさを伝える。写真はどう見ようと自由だが、本展では全ての作品に短いキャプション(と言うかモノローグ?)がつき、観る者の想像力を束縛する。全体に流れる内省的と言うかシリアスさ、ちょっとネクラな感じが引っ掛かる。
受付にポツンと座っていた女性は、やはり撮影者ご本人だった。岡山で活動しており、撮影地も大半が地元とのこと。気になったキャプションについて訊ねたところ「根が暗いもので…」と仰っていたが、何気ない光景を切り取る観察眼の鋭さに感心した。「東京は人の歩くスピードが速くて大変です(笑)」だって。ぜひまた来て個展開いてください。
大西マサエHP: http://www.mas024.jp/index.html
2010年11月17日 新宿ニコンサロン/bisにて鑑賞
トゥットゥットゥッル~♪なんて浮かれ気分を吹き飛ばすような暗めのキャプションつきから見始めた個展、身近な題材しかも打ち棄てられたものが多い。廃屋、放置されたドラム缶、投げ捨てられた吸殻。わずかに猫の写真だけが生命の暖かさを伝える。写真はどう見ようと自由だが、本展では全ての作品に短いキャプション(と言うかモノローグ?)がつき、観る者の想像力を束縛する。全体に流れる内省的と言うかシリアスさ、ちょっとネクラな感じが引っ掛かる。
受付にポツンと座っていた女性は、やはり撮影者ご本人だった。岡山で活動しており、撮影地も大半が地元とのこと。気になったキャプションについて訊ねたところ「根が暗いもので…」と仰っていたが、何気ない光景を切り取る観察眼の鋭さに感心した。「東京は人の歩くスピードが速くて大変です(笑)」だって。ぜひまた来て個展開いてください。
大西マサエHP: http://www.mas024.jp/index.html
2010年11月17日 新宿ニコンサロン/bisにて鑑賞