日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2010年11月20日 【旅行】「大願成就」の旅(2) ハルビン→(車中泊)

2010-11-30 23:41:46 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ハルビンの見どころはさほど多くなく、主だったところは前回の訪問時に行ってしまった。それより何より、昨日の精神的な疲れで外へ出かける気がしない。と言うわけで昼過ぎまで部屋でダラダラ、持参した雑誌を読み捨て、TVを観、居眠り。

 昼をとうに回った頃、荷物を纏めてようやく動き出す。チェックアウト無料延長してもらった。ホテルは街の有名ストリート「中央大街」のまん前(写真は部屋から中央大街の眺め)、フロントで荷物を預け、ぶらぶら歩きながら前回との変容を愉しみ、前回は凍結して真っ白だった松花江に突き当たる。川の端は凍結し始め、そろそろ冬だ。この川はやがて黒龍江(=アムール川)に合流する。ひょっとして目の前を流れている川の一部が、網走の流氷になるのかもしれない…

 19時頃、荷物引っ張って30分歩いてハルビン駅到着。駅前は前回盛大に工事中だったがすっかり出来上がってた。駅構内より安そうな周辺の食堂を探して夕食。これから2泊3日の車中で食べるカップ麺や菓子ナッツ類はスーパーで調達。乗車間際に買うのは良く冷えたビールだけだ(笑)。

 21時27分、綏芬河(すいふんが)行き7023次列車は定刻発車。中国国内運転分が10両ほど、それにウラジオ行きが2両。驚いたことに列車車掌もハルビン駅員も、ウラジオ行き車輌の連結位置を知らなかった!さらに驚くべきことに、乗車車輌の乗客は何と自分ひとり!個室どころか個車(爆)…JACのSAAB340(定員36名)に乗客1人という経験があるが、この車輌も2段寝台向い合せx9室で定員36名、貸切のタイ記録だね(笑)。道中特に不都合はなさそうだが大丈夫なんだろうかこの列車…

 車中泊
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】長山靖生著 「不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とはなにか」(光文社新書)

2010-11-30 07:56:48 | 本・映画・展覧会
 今の日本の学校教育、家庭(や社会)の躾、そしてどういう学び方をしてゆくべきか、等を論じた本。総じて面白い。個々の内容はまぁどうでも良い(良くはないがキリがない)。今の子供たちに対する(広義の)教育が不足していることには賛成だ。基礎学力の低下、思考能力の欠如、学級崩壊。ではどうすれば良いか?

 自称「落ちこぼれ」の著者いわく、いわゆる学習論や教育施策は「できる人」「エリート」が立案するからそれは立派なのだけど、それができない人が大勢だから効果を上げていないのだと言う。ごもっとも。ではどうすれば?偉くなったヤンキー先生に頑張って貰うか(あのヒト最近なにやってるの?)。それはさておき、著者は色々と説明してくれる。持論を展開する。なるほどな、もっともだと思う。だがちょっと待てよ。この人とんでもなく読書家である。引用の原典も多岐にわたる。この人は本当に「落ちこぼれ」なのだろうか。

 きっと著者は「箸にも棒にもかからない」落ちこぼれなのではなく、一点豪華主義な得意課目を持ち(それが読書だ)、だが平均的には大したことのない学生だったのであろう。日本の学校においては居づらい存在かもしれないが、スペシャリストとしてやってゆく道はある(あまりエキセントリックな性格では困るけど)。だから実際、このように本を(しかも何冊も)著して存在を確立し得ているではないか。

 …とここまで考えて思い当たった。そもそも本当に「できない」人は「不勉強が身にしみる」なんて思ったりはしないはずだ。不勉強を後悔したり恥じたりする人はそれなりに「できる」人なのだと思う。でないとこの自分は…

 2010年11月19日 遅れて到着する荷物を待つハルビン空港ロビーにて読了


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする