世界のあちこち(と言っても今はアフリカが多いけど)で紛争が絶えない。何でみんな仲良くできないんだろうって思うけど、そんな各国の平和に乗り出す国連は大事な存在。本書は、そうした場所での平和構築のあり方と実情について書かれている。
現場からのレポートだけでも貴重かもしれないが、本書の特徴はそれ以前に平和構築の方法、スキームについてきちんと解説している点、へぇそういう仕組みだったのかと初めて知ることが多く勉強になる。単純に「自衛隊をPKOに出せばいいじゃない」から一段掘り下げて考えることができる…かも。著者がフィールドスタディした「現地」はアフガニスタンと東ティモール、後者は自分も行ったのでより実感を伴う。
紛争の場所によって原因(根)は異なるだろうからどこでも同じ方式で停戦~平和構築ができるとは思えないが、こういう内容が少しでも多くの人に理解されて世界の紛争が一ヶ所でも一日でもなくなって欲しいものである。良い本を読んだ。
2011年10月5日 通勤電車車中にて読了
現場からのレポートだけでも貴重かもしれないが、本書の特徴はそれ以前に平和構築の方法、スキームについてきちんと解説している点、へぇそういう仕組みだったのかと初めて知ることが多く勉強になる。単純に「自衛隊をPKOに出せばいいじゃない」から一段掘り下げて考えることができる…かも。著者がフィールドスタディした「現地」はアフガニスタンと東ティモール、後者は自分も行ったのでより実感を伴う。
紛争の場所によって原因(根)は異なるだろうからどこでも同じ方式で停戦~平和構築ができるとは思えないが、こういう内容が少しでも多くの人に理解されて世界の紛争が一ヶ所でも一日でもなくなって欲しいものである。良い本を読んだ。
2011年10月5日 通勤電車車中にて読了