「150万円でカンボジアに小学校を建てることができる!」150万かどうか定かではないが、確かに「あ、意外と安くできるもんだな」と思った記憶がある…どこかで。それを「どこかで」じゃなく実現しちゃった、しかもゼロから始めてお金を集めて、な大学生の実話を映画化したのが本作品。
もちろん実話に基づくんだけど、それ以上にカンボジア訪問のシーンがドキュメンタリー(ルポルタージュ)を見ているようで。トゥールスレン収容所跡とかキリングフィールドとか、自分が訪問した時を思い出し、あの不愉快な気分が蘇る。もちろん、目を背けてはいけない。行ったことないけどきっとビルケナウ(アウシュビッツ)はこれ以上なんだろうな。
カッコ良く、ちょっとチャラい感じさえする主人公(向井理)たち。遊びサークル作ってパーティー開いてカネ集め、そんなやり方で良いの?と思わないでもないし会計報告とか大丈夫なの?と心配もする。そしてメンバーの衝突や外部からの非難中傷。サークルは空中分解して計画は宙ぶらりんに…ならなかった。彼らは成し遂げた。
学校は造って終わりじゃない。維持管理は建物だけでなく先生の手配や学用品の補充など、果てしなく続く。実話の主人公はそれを今もきちんと続けていると言う。スゴイことだ。スゴイことだけど大げさに構えず…と言うのが本作のキモなのだろう。震災ボランティアだってきっとそうなのだ。
公式HP:http://www.boku-seka.com/
2011年10月7日 MH89便(東京→クアラルンプール)機中にて
もちろん実話に基づくんだけど、それ以上にカンボジア訪問のシーンがドキュメンタリー(ルポルタージュ)を見ているようで。トゥールスレン収容所跡とかキリングフィールドとか、自分が訪問した時を思い出し、あの不愉快な気分が蘇る。もちろん、目を背けてはいけない。行ったことないけどきっとビルケナウ(アウシュビッツ)はこれ以上なんだろうな。
カッコ良く、ちょっとチャラい感じさえする主人公(向井理)たち。遊びサークル作ってパーティー開いてカネ集め、そんなやり方で良いの?と思わないでもないし会計報告とか大丈夫なの?と心配もする。そしてメンバーの衝突や外部からの非難中傷。サークルは空中分解して計画は宙ぶらりんに…ならなかった。彼らは成し遂げた。
学校は造って終わりじゃない。維持管理は建物だけでなく先生の手配や学用品の補充など、果てしなく続く。実話の主人公はそれを今もきちんと続けていると言う。スゴイことだ。スゴイことだけど大げさに構えず…と言うのが本作のキモなのだろう。震災ボランティアだってきっとそうなのだ。
公式HP:http://www.boku-seka.com/
2011年10月7日 MH89便(東京→クアラルンプール)機中にて