先日読んだ「海狼伝」の続編。初作が面白かったので、続けて読んでみた。やはり一気に読めた。
ストーリーは、前回終了時点から日をおかず連続している。立派な海賊(or貿易)船を作ったが良いが首領が戦で死んでしまい。図らずもその跡を継いだ主人公と仲間のその後の行動が描かれている。舞台は前作の対馬・瀬戸内から一転してシャム(タイ)をメインに東南アジアだ。
本作の山場は、顔も見たことない己の父親との対峙シーン。向こうは東南アジアをまたにかけた大海賊の親玉だが、戦の結果わが息子(とは知らない)の手中に落ちる。そして「ワシはお前の息子じゃ!」と名乗る息子に対する父の反応は…
その父は捕らえられたもののまんまと逃げおおせてしまう。親子がふたたびまみえる事はあるのか?息子はさらにどのように成長するのか?完全に次作待ちの余韻を残して本書は終わっているが、その次作は15年以上経った今も発表されていない。厚い文庫本2冊で描かれているのは主人公のほんの数年分の人生でしかない。勿体ないと思う人は多いのではないか。
2011年9月26日 通勤電車車中にて読了
ストーリーは、前回終了時点から日をおかず連続している。立派な海賊(or貿易)船を作ったが良いが首領が戦で死んでしまい。図らずもその跡を継いだ主人公と仲間のその後の行動が描かれている。舞台は前作の対馬・瀬戸内から一転してシャム(タイ)をメインに東南アジアだ。
本作の山場は、顔も見たことない己の父親との対峙シーン。向こうは東南アジアをまたにかけた大海賊の親玉だが、戦の結果わが息子(とは知らない)の手中に落ちる。そして「ワシはお前の息子じゃ!」と名乗る息子に対する父の反応は…
その父は捕らえられたもののまんまと逃げおおせてしまう。親子がふたたびまみえる事はあるのか?息子はさらにどのように成長するのか?完全に次作待ちの余韻を残して本書は終わっているが、その次作は15年以上経った今も発表されていない。厚い文庫本2冊で描かれているのは主人公のほんの数年分の人生でしかない。勿体ないと思う人は多いのではないか。
2011年9月26日 通勤電車車中にて読了