【本】角田直樹著 「30万円台でぐるり夢の世界一周」(宝島社新書)

　LCC、80時間と読んでとどめの一冊！その道では名高い旅行代理店「世界一周堂」(何てストレートな社名なんだ！)の社長が書いた世界一周航空券の本を読んだ。基本的なルールの説明と、実際の利用者のレポートで構成されている。レポートは全員が同じ質問に対するアンケート様式のため、読んだり比較しやすい。

　だけど、ありきたりなんだなぁ。いや、そりゃお前がマニアックなもの求めすぎてんだろって言われればそうなんだけど、殆どの人が観光目的で回ってるんで、行ってる国や訪問場所は変われど、大同小異な感を受けてしまう。観光以外のぶっ飛んだ目的で利用した人の例もあるはずなので、そういうのを載せてくれたら読み物として面白かった。例えば世界一周航空券を発行している航空アライアンスの、なるべく多くの会社に乗るルーティングとか、最新鋭から博物館級まで多彩な機種に乗りまくりとか、ラウンジ比較とか…要は季刊誌「航空旅行」を激しくエスカレートさせたプラン。

　あと、ルール開設はホームページでも分かりそうな基本的なことで物足りない。大陸内逆行とか、乗り継ぎの場合の他大陸通過とか、ルーティング上特殊なケースもあるはずなんだ。ルールとして違反でないのであれば、指南してくれても良いんじゃない？あ、そこは御社でチケット買えば教えてくれるってことですか、なるほど了解です。

　2014年9月12日　通勤電車車中にて読了

2014年9月10日 【仕事】寄らば大樹か？取引先整理

　会社もそれなりの規模になりますと、コンプライアンスとかＣＳＲとか面倒な話が出てくるんでございます。おまけに業績不振なもんで、購買部門は原価低減に勤しむのであります。外の会社に対して単価低減とか見積工数の削減とか交渉するんですね。

　で、その過程で、業績(財務状況)が悪い取引先との取引を終了するよう、発注元(部門)に提言もしてくるわけです。貸し倒れまたは夜逃げ防止の観点から見れば、正しく機能していると言えましょう。

　ただ現場としては後任探しや引継ぎをしなけりゃいけないわけで、おっしゃるコトはご尤もだけど正直カンベンな！と思っちゃうわけで…コンプライアンス上の問題があるなら即刻是正が必要でしょうが、そうでない場合はできれば見逃して欲しいなぁ、なんてね。

　あー、面倒だ。

2014年9月9日 【音楽】イイものはイイ！マーチン触った♪

　ＰＣ選びに付き合って、お礼にとご馳走されて、そこで帰れば良かった。うっかり楽器屋なんて行っちゃったものだから。

　アコギストなイシイさんはギターにも詳しい。せいぜいメーカーしか知らない自分と違って、モデル名や材質、その材質による音色の違いなど湧き出る泉のごとく説明できる。「ふーん、そうですか」と聞き流してしまうのが申し訳ない(^^;)。で、「これ珍しいですよ、ちょっと弾かせて貰いましょうよ」ちょ、ちょっと！それ60万円近いッスよ！？

　マーチンD-18、そこまでは聞いたことがあった。それのジャパンスペシャルモデル、Quilted Mahogany CTM(BearclaｗTOP)と言う長ったらしい正式名称。ベアクロウ即ち熊の爪痕のような模様が特徴で、こうした木目材は普通のものより目が詰まっていて鳴りが良い…んだったかな？

　能書きはさておき、恐る恐る弾かせて貰うと音のキラキラ間が全然違う！蒼き鋼の(^^;)アルペジオかましても、音の粒立ちが良く倍音も凄い(と書いたらそれっぽく聞こえるかな？)。うぅむ、流石に値段なりのことはあるのだな。

　ずっと以前、ギタリストの西山隆行さん(にっしー)に「できれば100本くらい弾いてから好みの１本を決めて欲しいですね」と言われたことを思い出した。弾けば弾いただけ、異なる音に出会えるのだろう。その中で最も自分にフィットする１本を選ぶのだ…選べる予算があればね(爆)。

　買える買えないは別として、ちょっと色々と弾いてみても面白いかなと不覚にも思ってしまったのでありました。でも買わない、買えない。「ヤマハＦＧ命」で頑張るよ私は！