日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2015年1月1日 【旅行】ダイバダッタになりたくて…インド初体験(6)

2015-01-14 20:51:08 | 旅行・ハイク&ウォーク
 新年おめでとうございます。

 起きてTVを点けると、相変わらずインドの大都市に厳重警戒、テロ組織の要人が捕まった件、カシミールあたりで小競り合いっぽい話、それにエアアジア機が行方不明の件に上海の将棋倒し事故など色々とある年明けである。朝は持参の「おもちすぅぷ」から。丸美屋からもカップ雑煮が出たそうなので、来年はそちらを試してみようかな?

 今日から帰国まで、旅行社手配の大名旅行になる。新年早々、インドで切符買うのに並んだり乗り場を探して歩き回ったりしたくなかった。8時の予定が30分遅れて迎えにきた車でアグラへ。写真はその車(トヨタETIOS)とドライバー。

 午後アグラに到着、アグラ城とタージ・マハルを見学。昨年のマチュピチュに続き「元旦は世界遺産」シリーズだ。どちらもさすがの偉容、マハラジャの力を垣間見た気がする。世界の超有名観光地の中でも訪れていなかったとこだし、結構満足した。

 Crystal Inn 泊
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【本】青函トンネル物語編集委員会編 「青函トンネル物語」(交通新聞社新書)

2015-01-14 07:46:53 | 本・映画・展覧会
 来年3月のダイヤ改正で、本州と北海道とを結ぶ定期夜行列車4本のうち2本(北斗星、トワイライトエクスプレス)が姿を消すことが決定した。いずれも乗車経験があり名残惜しい。廃止までにもう一度乗っておきたいが、もう寝台券が確保できないだろう。そんなきっかけで、青函トンネルに関する本を読む気になった。

 タイトルからすると「プロジェクトX」っぽい内容を想像するが、活字なぶん遥かに技術的な記述が多く興味深い。トンネル工法はもちろん、工事に悪影響を及ぼす断層の位置確認のための地質調査についての記載が詳しく、それだけに重要な作業であったことがわかる。普通トンネル工事と言えば掘削作業しかレポートされないので、実に興味深かった。

 もちろん「プロジェクトX」的内容もある。トンネル屋の生活や家族に関する記述を読めば、やはり一大決心と覚悟を持って仕事に邁進した男たちだったのだと思うし、当時の彼らの年齢と自分とを比較すれば己の非力さ幼さが恥ずかしく思われる。

 再来年に北海道新幹線が暫定開業すればその時こそ、将来を見越して大口径に設計変更した正しさが証明されよう。東北新幹線の盛岡以北260km(自主)規制なんてなければ更に、函館へ飛行機で行く人は大幅に減るかもしれない(特に冬場は)。何より、青函トンネルの主役は貨物輸送。開通以来どれほどのタマネギやジャガイモが北海道から本州へ運ばれていったことか。

 快速「海峡」も今は昔、寝台列車やリレー特急が過去のものになろうと、青函トンネルの掘削は決して「世紀の愚物」ではなかったと思うのだ。

 2014年12月29日 インド国鉄12137列車(ムンバイ→デリー)車中にて
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