日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】山形みらい著 「東名・名神高速道路の不思議と謎」(じっぴコンパクト新書)

2018-09-07 20:18:40 | 本・映画・展覧会
 いわゆるトリビア本と言って良いだろう。自分に取って最も身近な有料道路は首都高速だが、高速道路となれば東名が相当する。たまにはこんなトリビア本も面白いかと思ったが、やはりトリビア本にしか過ぎない。

 当たり前の事だが、ツッコミが浅い、と言うか無いに等しい。そりゃそうだ、普通の高速道利用者が橋梁やトンネルの構造を突き詰めたり、渋滞発生のメカニズムと解消策の詳細を知りたがるわけではない。「答え」さえ判れば良いのだ。解りたい読者はお呼びではないのだ。それは著者の責任ではなく、本を選んだ人間が悪い。

 とは言え、本書を読むとたまには東名をずーっと走ってみるのも悪くないかなと思う。そう思わせるのは、むしろ小難しい理屈でなく道路やSA/PAの楽しさが書かれた本だからだろう。著者は変わるが「中央道」編もあるので、読んでみようかな。

 2018年8月26日 プチツーリング帰りの電車にて読了
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【本】長沼 毅著 「世界の果てに、ぼくは見た」(幻冬舎文庫)

2018-09-07 06:10:07 | 本・映画・展覧会
 深海モノを拝読した長沼先生の本、本書は極地の話がメイン。

 この人の本はよく言えば学者らしからぬ広範さ、悪く言えば支離滅裂。教養うんぬんでなく、興味の持ち方、視野の広さは呆れるほど。学者先生では福岡伸一さんの本がお勧めだが、レンジの広さだけで言えば著者はそれを上回っているように思える。(だからと言って福岡先生がダメなわけでは全くない)

 こういう先生に引っ張られる学生諸君は大変だと思うけど、師の意味するところを理解しようと喰い付いてゆけば素晴らしいことになるのではないか。JAMSTECの公開日にお会いした長沼研の若者を思いだしながらそう思った。

 2018年8月24日 通勤電車にて読了
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