今週末は三重へ。体調がイマイチだったこともあり、朝イチの飛行機でなく午後の「こだま」グリーン車(もちろん「ぷらっとこだま」グリーン車プラン利用)で名古屋へ。そしてJRで四日市へ。わざわざ泊まりで行くのはワケがある。例によって訪ねた場所を箇条書きで。
(1)
四日市コンビナート夜景クルーズ
川崎だけでなく四日市でもコンビナート夜景のクルーズ船が出るようになった。ちなみに7,8月なら千葉でもやってた。60分コース、コースはY字の往復という単純なものだったが考えようによっては確実に左右両岸の夜景を見られるわけで、つまらないとは言い切れない。
(2)
四日市市立博物館(時空街道)
いろいろある施設のうち、無料では入れる歴史解説部分のみ見学。ボランティアの方の軽妙な解説と共に、古代からの四日市発展の歴史を辿った。中世、近世では現在つかわれている言葉の語源となった物や仕草なども教わり、まだまだ知らないことは多いと思った。
(3)
四日市公害と環境未来館
今回訪問したかった場所トップ2。富山、新潟と訪問してここ四日市。喘息に象徴される人体への影響は、自分が小児喘息患者だったのと今回ずっと咳が止らぬ体調のためことさらに感じ入るものがあった。だが企業の側からすると法律で定められた排煙や廃水の基準を守っていながら訴えられたのは間尺に合わないのではないか。展示を見ていて、裁判の構造そのものに疑問を抱いた。裁判の結果として個別規制から総量規制へ変化が起こったのは素晴らしい成果だと思うけど。さあ、残るは水俣だ。来年こそ行かなければ。
(4)
貨物鉄道博物館
今回訪問したかった場所トップ1。開館日が月に1日だけのため、なかなか難しいのだ。少しずつ収蔵車両を増やし、ただ集めるだけでなくボランティアがメンテナンスをしている点が素晴らしい。殆どが二軸貨車だから小ぶりだし、黒いのばかりだから地味だし(コンテナ車とか冷蔵車とか、見映えのするのは鉄道博物館にある)、行くのもけっこう不便なのだが、行ったら素晴らしかった。実車だけでなく模型レイアウトも中古模型販売もあってお子様連れを集客する工夫も。写真は、藤原岳をバックにここ随一の大物・シキ160ほかを入換機「アント」で入れ換えているシーン。
訪問したかった場所を暖め続けておくとある時ふと訪れるチャンスに気付く。「棺桶リスト」じゃないけど、そろそろ「行っておきたい場所と時期のリスト」でも作って計画的に旅行した方が良いかもと思う帰り道でした。見学が済んだら待ち時間など作らず帰って寝ようと思い、帰りも飛行機にせずチケット屋で新幹線自由席券を入手。名古屋で乗ってすぐ寝て起きたら熱海だった。うん、やっぱり疲れてたんだな。