日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(6)

2021-09-15 20:00:00 | バイク・自転車
 8月25日、6日目。2カ所で連泊してノンビリ過ごしたが、今日からまたガッツリ走る。出発の際、宿の女将さんがおにぎりを差し入れてくれた。御主人は、昨日行った島で取れたと言う小さな化石入りの石を下さった。お世話になりました。

 最初、牡鹿半島のコバルトラインへ入ったが濃霧のため完走を断念、途中で海沿いのルートに降りて撤退。この辺りの道はどこもガラ空き。レーダー取り締まりはしていないだろうから、パトカーや白バイにより注意してハイペースで巡航。基本的にR45、そこから分岐しR45に戻って来られる県道があればそちらを通ってみるスタンスで走った。やはり岩手県は、見学施設が全滅。

(1)南三陸町震災復興祈念公園
 数年前に訪れた時とはずいぶん変わり、整備されていた。公園の丘に登ると、海が見える。眼下に、廃墟となった震災遺構が見える。隣接の「さんさん商店街」に寄っても物が積めないため、素通りした。

(2)気仙沼シャークミュージアム/氷の水族館
 氷の水族館は、氷よりイルミネーションやプロジェクトマッピングによるエンタメ性に注力している模様。寒いと言ってもー20℃、北海道上川町のアイスパビリオンはー41℃だった。シャークミュージアムはリニューアルで震災関連展示がメインとなり、サメ関連は「え、これだけ?」と言う感じ。もっとも震災被害や復興、防災減災について興味深い展示が多かったので悪くはなかった。

(3)気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧向洋高校)
 石巻の大川小学校と異なるのは、ここは海に近く校舎4階の床上まで津波に呑まれたにも関わらず、素早い避難で人的損害がなかったこと。なので校舎内も展示できるのだろう。滅茶苦茶になった教室、2階に流れ着いた自動車、建物の屋根部分が全て流失した大ホール。平時と被災時の比較写真が生々しかった。

宿泊先
↓R398~宮城県220(コバルトライン)~県41~R398~R45
〇南三陸町震災復興祈念公園
↓R45~県225~R45~R346~県65
〇気仙沼シャークミュージアム/氷の水族館
↓県26
〇気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧向洋高校)
↓県26~R45
×陸前高田・東日本大震災津波伝承館
↓R45~岩手県275
×大船渡市立博物館
↓岩手県275~R45
×大船渡・津波伝承館(おおふなぽーと)
↓R45
×釜石・鉄の歴史館

宿泊先

 本日の走行距離:289.3km
 今回の総走行距離:873.0km

 大渡パンション Will 泊
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(5)

2021-09-15 06:00:00 | バイク・自転車
 8月24日、5日目。今日も連泊で島めぐり。ただし宿から港が離れているため、早起きしてバイクで向かう。平日なので早朝でも走っている車は少なくなく、それもハイペース。コンビニに寄ったり事務所に入ったりで動きが激しく、特段の注意を要する。コンビニで朝食昼食を仕入れ。今日の島々間には渡船などないため、時刻決め打ちである。2つの島を1日で回ろうと思ったら、このパターンしかない。

(1)江島(えのしま)
 島に到着した途端に、船着場で待ち構えていた男たちが「ヨッセ」「ホイサ」とプラ籠を短時間に手際よく船に積み込んでゆく。船に乗り込んだ一人は、ホースで籠に水を掛け始めた。聞けば中身はホヤで、今日がこの夏最後の出荷なのだと。良いものを見た(写真)。
 地図を入手できなかったので、港からの舗装道路を歩いてみる。島をぐるっと3/4周くらいする感じ、ただしすぐ高台に上がってしまい、海は遠い。道路から南側は原生林のようで、と言うかこの島、住宅が斜面にへばりつくように建っている以外は林ばかり、耕地など猫の額ほどしかない。半農半漁など無理、全漁の島かなあ。
 道路の終点はもう一つの(名もない)漁港、時間はたっぷりあるので読書を始めたが、意外と風が強く居心地が悪い。港の隅っこに風の当らない場所があり、そこでしばし過ごして船着場へ。帰りは舗装路からショートカットする、斜面を下る狭い階段を使った。

(2)出島(いずしま)
 女川から向かうには、江島と全く違った方向にある。海側と山側にほぼ並行する形で2本の道路が走る。このため港は2つあるものの「縦走」はせず、出島港について反対側の寺間港まで、ルートを変えて往復することにした。
 ここも緑が濃く、江島同様セミがすさまじく鳴く。自宅近くではあまり聞かないツクツクボウシが優勢かもしれない。
 この島は本土に極めて近く、現在200mほどの橋を架ける工事中。数年後に架かれば定期船も廃止されるだろうが、だからと言って観光客が海水浴客が増える要素はなく、静かなままなのではないか。

宿泊先
↓R398~宮城県234~R398
女川港 6:50発
↓定期船
江島 11:00発
↓定期船
出島 15:50発
↓定期船
女川港
↓R398~宮城県234~R398
宿泊先

 これで今回の島めぐりは終了、東北の有人離島はコンプリート。女川港に戻ったところで、雨がポツポツ。レインウェアを着て帰ったが、本降りにならずに済んだ。

 本日の走行距離:37.0km
 今回の総走行距離:583.7km

 OYOビジネス旅館ダック石巻蛇田 泊
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