日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【写真展】田原*コウイチロウ展 「station to station THE EXHIBITION」

2021-12-06 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 今日は目いっぱい活用するため、効率よくあちこちを回れるよう、事前に移動ルートだけでなく写真展の内容まで調べておいた。そのとき本展にはさしたる興味は湧かず、ニコンサロンでやってるのでもう一つのと合わせ寄っておくかと言う程度だった。

 実際に見てみると興味深い。白黒を増感処理したような、あるいはダゲレオタイプの粒子感や奥行感、それをレンズ曲面のようなカーブで切り口はいびつな短冊状に切り取ったものを3/6/9枚組み併せた作品。それもパネルでなく、印画紙をピンで留めるラフなスタイル。中身はさっぱり理解できないが、表現方法はかなり興味深い。

 作者在廊だったので話を伺った。個人的な事情など含まれているため記録は割愛するが、この人にとって写真は自分の心象を表現する手段で、この人には写真家と言う肩書はふさわしくないのだなと感じた。どういう思いがこういう作品になるかさっぱり理解できないが、経緯や制作過程を詳しく聞けたことは実に良い経験だった。

 2021年11月23日 新宿・ニコンサロンにて(撮り忘れのため写真なし)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【写真展】鈴木渉展 「福島祭祀巡礼」

2021-12-06 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 ライブとライブの隙間時間を利用し、久々に新宿のニコンへ行った。見学自由のモデル撮影講習会をやっているのを横目に(モデルがあまり好みのタイプじゃなかった)、写真展コーナーへ。

 「第27回酒田市土門拳文化賞受賞作品展」だそうである。被災から十年だから受賞したわけではないだろうが、被写体は節目の年の行事で撮っているので影響がないとは言えない。キャプションを見なければ地方の祭りと変わりない写真が多いが、印象的だったのは震災後に造られた嵩上げ堤防の上での人々の写真。延々と伸びている堤防の奥行き感が、この夏に行ったエリアだけに響いた。それと、祭り会場で抱き合う婆さん達の姿。きっと離れた仮設住宅や避難先となった、元ご近所さんなのだろう。

 タイトルに震災や復興の文字を入れない所が深いね。

 2021年11月23日 新宿・ニコンプラザ東京 THE GALLERYにて(撮り忘れのため写真なし)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする