さいきん図書館で棚を見ることは少ない。日頃から読みたい方はリストアップしてあり、それを予約→引き取るだけのことが多いから。たまたま今回は、カウンターが行列になっていたため空くのを待つ間に棚を見て本書を見つけたのだ。
著者はおおむね自分の父親くらいの年齢、そういう世代の人が五十を過ぎ海外旅行に目覚め、六十過ぎまであちことに行った中での出来事や旅のヒント、持ち物や宿のチョイスなどのノウハウが良く言えば散りばめられ、悪く言えば整理されておらず綴られているのが本書。
前提として、著者が絵本作家で時間が自由になるため旅行期間が長く、短くて二週間、長いと二か月。この時点でもう、今の自分には参考にならない。欧米主義者のようで旅先のバリエーションが少ないのも不満。そういう旅行ばかりだとラクそうで良いねーとしか思わない。一方で肯ける点は、ドミトリーはもう無理なのでホステルでなくホテル(個室)に泊まると言う点、ただし著者はプライバシーの観点のみ触れており、荷物管理の煩雑さ(セキュリティ)に関して触れていないのは不思議。
約20年前に書かれた時とは旅の情報入手方法、現地での通信手段、宿泊先の予約方法、乗り物の料金比較など条件が大きく変わっており、あまり参考にならなかったがそこは致し方なし。そこを差し引いても「恵まれた環境(時間、資金)」で旅してる人だな」と言う感想しか持てなかった。ちょっと羨ましい。自分が退職後に旅行するとして、仮に時間ができても資金の余裕はないため、著者のような旅をすることはないだろう。
2021年12月8日 JL178便(山形→羽田)機中にて読了
著者はおおむね自分の父親くらいの年齢、そういう世代の人が五十を過ぎ海外旅行に目覚め、六十過ぎまであちことに行った中での出来事や旅のヒント、持ち物や宿のチョイスなどのノウハウが良く言えば散りばめられ、悪く言えば整理されておらず綴られているのが本書。
前提として、著者が絵本作家で時間が自由になるため旅行期間が長く、短くて二週間、長いと二か月。この時点でもう、今の自分には参考にならない。欧米主義者のようで旅先のバリエーションが少ないのも不満。そういう旅行ばかりだとラクそうで良いねーとしか思わない。一方で肯ける点は、ドミトリーはもう無理なのでホステルでなくホテル(個室)に泊まると言う点、ただし著者はプライバシーの観点のみ触れており、荷物管理の煩雑さ(セキュリティ)に関して触れていないのは不思議。
約20年前に書かれた時とは旅の情報入手方法、現地での通信手段、宿泊先の予約方法、乗り物の料金比較など条件が大きく変わっており、あまり参考にならなかったがそこは致し方なし。そこを差し引いても「恵まれた環境(時間、資金)」で旅してる人だな」と言う感想しか持てなかった。ちょっと羨ましい。自分が退職後に旅行するとして、仮に時間ができても資金の余裕はないため、著者のような旅をすることはないだろう。
2021年12月8日 JL178便(山形→羽田)機中にて読了