一般的に後進国、発展途上国とされている国々で、その後進性を逆手に一気にデジタル化が進められているケースが多々あり、そのレベルや普及度は先進国をしのぐケースも少なくない。本書はそうした事例やそうしたサービスを生んだ土壌を紹介するとともに、デジタル化サービスの発展に伴って起きてきた問題点の指摘を行っている。
事例紹介は興味深いのだが、自分にとっては既知のものばかり。指摘されている課題も同様。そして「日本はどういう方向に向かって進んでゆくべきか」と言う章はあるものの内容が曖昧で具体的な施策が提示されているわけでなく著者の主張は見えなかった。著者の仕事は分析までであり、施策立案や提言を求めるのはお門違いと言うことか。
それでも間違い言えることは、日本はその真面目さ、完璧主義性が災いして新たなデジタルサービスが生まれにくく、どんどん遅れを取ってゆくであろうことだ。いったん軌道に乗れば物凄い勢いで優れたシステムが出来上がりそうだが。
2021年12月3日 ライブ帰りの電車にて読了
事例紹介は興味深いのだが、自分にとっては既知のものばかり。指摘されている課題も同様。そして「日本はどういう方向に向かって進んでゆくべきか」と言う章はあるものの内容が曖昧で具体的な施策が提示されているわけでなく著者の主張は見えなかった。著者の仕事は分析までであり、施策立案や提言を求めるのはお門違いと言うことか。
それでも間違い言えることは、日本はその真面目さ、完璧主義性が災いして新たなデジタルサービスが生まれにくく、どんどん遅れを取ってゆくであろうことだ。いったん軌道に乗れば物凄い勢いで優れたシステムが出来上がりそうだが。
2021年12月3日 ライブ帰りの電車にて読了