日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】犬王

2022-06-08 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 特に注目していない作品だったが、劇場で予告編を見て観る気になった。

 平家の没落を歌う琵琶法師、ある呪いからか盲目になってしまった少年は弟子入りし、極めて優れた弾き手となり更には独自の、従来とは全く違う、観客も巻き込んだスタイルの演奏術を編み出す。一方、その少年と出会った異形(奇形)の少年は、その身体的ハンデを逆手に取った独自の踊り(ダンス)を編み出す。タッグを組んだ二人のパフォーマンスは大人気となるが、一方で既存勢力や為政者に疎んじられた挙句、規制されることになる…。

 作品では「新しい」音楽としてロックやラップ、ダンスとしてブレイクダンス等を使った表現がなされ、ミュージカルのような展開で描かれる。その躍動感と、古の日本的風景のギャップが面白い。

 ストーリーとして、二人の辿った運命、それに対する二人の態度に腑に落ちない部分があったが、映像と音楽は楽しかった。

 2022年5月28日 川崎・チネチッタにて
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2022年5月28日 【ハイク】関東ふれあいの道(千葉ー16・おわり)

2022-06-08 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 千葉県コースでは最後、半日コースで物足りない気もするが、最近まったく運動していないことと昨今の気温上昇を考えると、この程度に留めるのが賢明な気もする。スタートが浜金谷なので、京急+東京湾フェリーでアクセス。電車+バス+フェリーの割安なセット券を券売機で買えるので、うっかりSuicaで入場しないよう。料金パネルには「金谷港」としか表示されず、ちょっと判り辛い。

千葉県コースマップ

(26)東京湾を望むみち(約8.4km)
 10:20に浜金谷駅を出て「鋸山山頂」の案内に従う。途中の分岐A地点で、三叉の真ん中が関東ふれあいの道コース。ここで、先の方で落石によるコース閉鎖の案内が出ておりショックを受ける。ホームページには復旧したとあり、どちらが正しいのか…鋸山山頂を越え、行ける所まで行きダメなら引き返す覚悟をする。水500mlだと、今日の暑さでは心許ないが。

 延々と続く階段を登りきると石切り場跡、目の前に聳え立つ断崖絶壁なんて表現では陳腐すぎる、大谷石資料館を思い出す圧倒的迫力の岸壁(写真)。ここまで55分、標準タイムより10分早いのは優秀。5分休憩。それにしても人が多い。鋸山なんて皆さんクルマ+ロープで観光と思っていたが、軽く50人はすれ違った。

 次いで展望台、ここへの登りは断崖絶壁に掘られた石段を登ってゆく区間が長く、本日一番の難所。館山側から遠く横浜あたりまで、多少かすみながらも見事な展望。最後にもうひと歩きして鋸山山頂(329.5m)に11:50着。山頂は狭く、見晴しは展望台の方が遥かに良い。

 実は登山途中に父より留守電が入っており、また母が救急搬送された、と。この先の状況が読めないため、先へは進まず折り返して帰宅することにした。下山は途中から車力道を経由、ここは切り出した房州石を荷車に載せ、1台当り240kgの石を女性が制動しながら降ろし、山へは荷車を背負って登ったそうである。それを1日3往復、想像もできない重労働。凸凹の多い石畳道には、荷車の轍が掘れていた。11:55に下山開始、ノンストップで12:50に浜金谷駅着。電車で木更津まで行き、アクラライン経由のバスで帰宅した。本日の歩行、コース距離的には1/3程度だが、強度的には歩き切った気がする。踏破とは言えないが、もう良いかな。距離の割に高低差が大きく、厳しいコースと予想していたが、その通りだった。前に来た時、続けて歩かなくて良かった。

 千葉県コースではあと一つ、「(22)モミ・ツガのみち(約13.5km)」を歩いていないが、このコースはもう1年以上「コース全体にわたって倒木が発生しており、通行止めとなっています。」とされており、強行突破できるのかもしれないが本意ではない。よって、今回をもって千葉県コースについては終了とする。いつか、ふと気づいたらコース(22)が通れるようになっているかもしれない。その時は、この1年半を懐かしく思い出しながら房総半島に来たいと思う。(おわり)

追伸
 母は幸い、当日中に帰宅できた。
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