1月10日、3日目は強行軍。酒田から川崎まで普通列車のみで帰宅する。
7時前、酒田駅前から出る陸羽西線代行バスで出発。災害不通でなく工事運休の代行バスで、2年に及ぶと言う珍しいケース。新庄へ向け、時間によって酒田発と余目発がある。JRバス東北と山交バスが運行し、乗車したのは山交分だった。最前列に陣取り、狭い駅前に入って行ったり駅とは無関係な場所に停まったりと設定の苦労が偲ばれるルートをウォッチ。R47走行区間では、真横に最上川を見られ期待通りの雪景色と言っては失礼か(写真上左)。新庄駅構内のミニ鉄道博物館は、実物から模型、写真パネルと広いスペースに豊富な展示で楽しい(写真上右)。
新庄からの陸羽東線は、けっこうな積雪の中を走行(写真下左)。ところが県境を過ぎた途端に雪は消え、しかも晴れた。気候風土とは残酷な違いを生む。小牛田からさらに南下した石巻では、青森から転属、リニューアルされた観光列車用ハイブリッド気動車「さとの」が今春のデビュー前の試運転に来ていた(写真下右)。
石巻から仙石東北ラインで仙台へ、そのあとはひたすら乗り継ぎ。南東北は1時間ちょっとの運転が多い気がする。以前は701系ばかりの「ロングシート地獄」だったが、近年はE721系クロスシート車に当ることもあり、少しは改善されたか。朝昼と弁当だったので暖かい食事を摂りたく、宇都宮で改札を出て餃子の夕食。ここからはグリーン車。南東北の細切れ&ロングシートに対し、宇都宮から熱海辺りまで200㎞直通しかもグリーン車つきってのは凄いことなんだと思った。予定通りに帰着、16時間ほどの長い一日を予定通りに終えられた。
通用期間最終日に冬の18きっぷ5回分を使い終わり。時間に余裕のできた境遇に感謝した。次の冬は函館本線「山線」を、なくなる前に旅してみたい。(おわり)
酒田 0650(代行バス)山交バス運行便
新庄 0853/1000(キハ110x1)
小牛田 1209/1241(キハ110x1)
石巻 1317/1355 (HB-E210系x4)
仙台 1453/1500(701系x4)
白石 1548/1551(701系x2)
福島 1626/1639(E721系x4)
郡山 1725/1749(701系x2+E721系x2)
新白河 1828/1832(E531系x5)
黒磯 1855/1900(E131系x6)
宇都宮 1951/2049(E231系x15)
川崎 2300