今日はアルバイトで最も回数多く担当しているフネの、今シーズン最後の横浜寄港。無事に業務を終え、ほっとしての帰り道は桜木町駅の南側、店は野毛と言っているエリア。駅からの地下道を出たら目の前、隣は有名な九州ラーメン店だ。
ラーメン屋らしからぬ店名だが、その名の通りここは魚=寿司がウリらしい。券売機を見るとラーメン+握り5貫セットなんてある。だがどうも気乗りせず、醤油ラーメンだけをオーダー。塩もある。
店の前に立っただけで香ってくる煮干、今日は暑さがぶり返したのでドロドロ系煮干スープはちょっと重すぎるかなと思ったが、幸いあっさり目のスープだった。「すごい煮干ラーメン」と銘打つだけあり、一気に煮干の香りが押し寄せてくるが、臭みは全くない。色は濃いがあまり濁ってはおらず、チャーシューの上に掛けられた仕上げの辛みソースが視覚を刺激する。
麺は黄色味が強い、平ら気味の縮れで濃い味わいのスープに負けていない。1枚ドンと鎮座するチャーシューと、珍しいザク切りのネギがスープに負けじと存在を主張する。
通路は広く白木風の内装、和食料理長的な服装で丁寧な接客、確かに普通のラーメン屋とは一線を画し、ラーメン単品で1,000円を超えるのも納得してしまう総合力だった。握り寿司も、ちょっと食べてみたかったな。