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貧しく複雑な家庭環境に育った若者が何とか役人の地位を得たが、職場でも出自が影響してか大したお役目は与えられない。ようやく巡って来た大役は、遠地へ送られる罪人の押送人。その罪人は姦通の罪を犯しながら切腹を拒否する由緒ある旗本の侍、困り抜いた三奉行がひねり出したのは蝦夷地の大名預かりと言ういわば追放刑。
愚直かつ世間知らずな若者と、世事に通じ破天荒な旗本の「みちのくふたり旅」はすんなり行くわずもなく、日々衝突の連続。そうした中で若者の心は次第に変化してゆく。果たして無事に押送の役を遂げられるのか?
上下二巻の対策、知人から頂いた本だったが面白かった。
2024年9月10日 自宅にて読了
瀬戸内海の島々、岡山県と香川県は制覇した気がするので今後は西のエリアをターゲットに訪れることになる。本州西端の山口県の離島は北九州に近い島から幾つか訪ねており、今回は空港のある宇部からも広島からも少し離れた防府の野島を目的地に選んだ。小倉を出て山陽本線を防府まで東進、午前中は市内観光。今日も30℃以上、残暑なんてレベルじゃない。
(1)山頭火ふるさと館
わずか数句を知っているだけだが、漂泊の乞食坊主(失礼)、種田山頭火が防府の出身とは知らなかったし、このような施設があることもしらなかった。生い立ちの展示、発表作すべてを見られると思われるタブレット端末、広いスペースではないが情報がいっぱいだった。(写真上左)
(2)防府天満宮
大宰府(福岡)よりも北野(京都)よりも古い日本最初の天満宮、訪問はたぶん40数年ぶり。うっすらとした記憶の通り、朱塗りと金色のコントラストで彩られた社殿が美しかった。しかし周辺は、以前はもっと活気があった気がする。(写真上右)
昼食後、路線バスで三田尻(みたじり)港へ。ちなみに防府駅も、昔は三田尻と言う駅名だった。野島までは30分ほど。島は大きくなく、港を中心に左右に数百m、奥に一本細道があるが途中で藪となって灯台までたどり着けず。北側の海水浴場に東屋があり、日陰で心地良い風が吹き抜けており船の時間まで読書したりぼんやり海を眺めて過ごした。ちなみに野島は防府出身の作家・伊集院静の「機関車先生」の舞台になった島で、記念碑もある。帰宅したら読み直してみようと思った。(写真下段)
野島からの最終便で三田尻に戻り、渡島前に予約しておいたタクシーで防府駅へ。駅前で夕食を済ませて少しの土産を買い終わると程なく、萩からの東京行き夜行バス「萩エクスプレス」が着発する。珍しく、上り便で夜行バスを利用。山口県内での乗車は半分にも満たない様子だったが、広島で一気に乗ってきて満席になった。大阪吹田あたり工事通行止めを迂回のため遅れるかもとの案内だったが、10分程度の遅れで終着した。
今回は最初の飛行機こそ目論見が外れたが以降は順調、まだ暑いのには参ったが首尾よく旅を終えられた。(おわり)
【9/9(月)】
小倉 0720
下関 0735/0811
防府 0940着
*** 山頭火ふれあい館 ***
*** 防府天満宮 ***
防府 1210発
(バス)
三田尻港 1218/1230
(野島海運)
★野島 1300/1630
(フェリー)
三田尻港 1700着
(タクシー)
防府 1825発
(萩エクスプレス)
[車中泊]
【9/10(火)】
東京駅 0803着