JR九州初代社長による、なかなかショッキングな内容。日韓高速船「ビートル」とか「ななつ星in九州」の成功とかを振り返ることなく、アカデミックに現在の日本の人口分布と輸送量のグラフ等によるJR各社の比較などを図示し、本島三社および三島各社の説明を理詰めで説明している。そして、そういう現状や今後の傾向から主として三島会社はどうしてゆけば良いのか、私案を提示。単なる乗りテツや撮りテツ、模型テツにはつまらない本かもしれない。
提案のうち実現しそうなものもあるが、新幹線の南北直通論は頑固なJR東海を説得できるものかどうか…そして新幹線貨物電車はヨーロッパの実例を挙げているが、ヨーロッパでも施行はしたものの本格的な運行はされていないはずであり、特に日本の駅構造では(不可能とは言わないが)実現に資金を要しそうなハードルの高さを感じる。
可能不可能あわせ今後も鉄道が生き残るためにはと言う観点から、興味ある向きはぜひ一読して自身も考えてみることが重要だと思った。
2019年2月15日 通勤電車にて読了
提案のうち実現しそうなものもあるが、新幹線の南北直通論は頑固なJR東海を説得できるものかどうか…そして新幹線貨物電車はヨーロッパの実例を挙げているが、ヨーロッパでも施行はしたものの本格的な運行はされていないはずであり、特に日本の駅構造では(不可能とは言わないが)実現に資金を要しそうなハードルの高さを感じる。
可能不可能あわせ今後も鉄道が生き残るためにはと言う観点から、興味ある向きはぜひ一読して自身も考えてみることが重要だと思った。
2019年2月15日 通勤電車にて読了