日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(30/35) 高津区・たちばな温泉たちばな湯

2021-09-22 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、いよいよ30湯目。今週の探訪先は高津区のたちばな温泉たちばな湯。市内に中原区に「橘湯」があり、高津区はひらがな、中原区は漢字。最も銭湯なんて半径数百mが「商圏」だろうから、あまり関係ないのかもしれない。建物はマンションの一角、外装はタイル張りでオサレであります。忘れちゃいけない、駐車場が広い。万が一満車で併設のコインパーキングに停めざるを得なかった場合は、無料駐車券を発行して貰えるサービス、いいね。そういうわけで、今回は久々にクルマで出動したのであります。

 オサレな建物に入ると普通の銭湯、ってか受付のオバチャン暗いよ。ロッカーは例によってメラミン化粧板張りで松竹錠だ。浴室に入る。おお、マッターホルンがドーン!モザイクタイル画で、これまで訪れた銭湯でピカイチのサイズかも?しかし何故にヨーロッパ?まあ他にもそういう場所があるし、詮索無用か。女湯まで続きの一枚絵なのだが、主峰があるのは男湯側。男女日替わりってことはないだろうから、女性客には少し気の毒である。

 湯は割と熱め、ご自慢の「黒湯温泉」は好みの温度ではなかったため短時間で。ぬるめの湯に長時間ひたってマッターホルンを眺めたかったな。一方おもしろかったのは水風呂、水風呂にしては生暖かく、しかも薄っすら茶色。井戸水かな?ここが気持ち良くて、熱めの湯と交互の出入りを繰り返した。

 2021年8月31日訪問
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【映画】岬のマヨイガ

2021-09-21 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 震災から間もない東北の海沿いの町(モデルは岩手県大槌町)、避難所で、父親のDVから逃げてきた17歳の少女と、両親の交通事故死のショックで失語症になってしまった8歳の少女が、不思議な老女に言われるがままに世話になり、町から離れた岬に立つ一軒家で共同生活を始める。その家は、住む人を幸せにすると言う「マヨイガ(迷い家)」だった…

 震災その他のショックで他人を信じられず、心を閉ざしていた少女たちが婆ちゃんやカッパ、ふしぎっと(不思議っ人=妖怪)たちと接するうちに家族の愛を知り心を開いてゆくストーリーはハッピーエンド。声優としてサンドウィッチマン(宮城出身だけど!)や、何と達増岩手県知事も出演。

 作品のことを全く知らずに観に行ったので、震災の話か、おいおいこの景色つい先日走ったエリアじゃん、震災直後にしちゃ道路や避難所の様子が綺麗すぎるぞ(あまりリアルに凄惨な風景は描けないか…)などと思いながら、改めて震災がもたらした人心への影響なども考えてしまったいくら考えても、解るものじゃないのだけど。

 本作は東北復興応援三部作「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の二作目なんだね。一作目「バクテン!!」はアニメ放映気付かなかったけど、映画化はこれからなんで観るチャンスはある。三作目の「フラ・フラダンス」は映画「フラガール」の印象が強くてカブっちゃわないか心配だけど、12/3公開予定。

 2021年8月30日 川崎・チネチッタにて
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【本】エリック・ワイナー著/ 関根光宏訳 「世界しあわせ紀行」(ハヤカワ文庫NF)

2021-09-21 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 海外特派員を何か国も務めた著者が世界の国々を回り、ツテを頼ってその国の人々(ジャンルや性別、年齢層や職業といった括りはなく、ランダム)にインタビューと、著者自身が訪れて感じたことで「評価」する。訪れた国々は、オランダ/スイス/ブータン/カタール/アイスランド/モルドバ/タイ/イギリス/インド/アメリカ。うん、ブータン以外は自分も訪れたことがある国ばかりだね。

 学者の研究論文ではないので、サンプルの抽出や粒度が一定でない点に目くじらを立てるのは野暮だ。せめて南米とアフリカは入れて欲しかったし、ヨーロッパであればゲルマン系とラテン系の国に分けて欲しかったし、東アジアの国も入れて欲しかった…言い出せばキリがない。

 著者の視点は数値的な尺度でなく、「それで幸せに暮らせるか、幸せと思えるだろうか」と言うもの。賛同できる部分もあるが、できない方が多く感じるのは、多分に著者の性格自体が好きになれないタイプに感じるからだと思う。基本的にネガティブ志向で、読んでいて「それなら止めりゃ良いのに/しなきゃ良いのに/Mなの?」と思うことしばしば。付き合って楽しい人には見えない。

 こういう見方もあるんだと言う参考になった程度。

 2021年8月24日 宮城出島の連絡船待合所にて読了
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2021年8月29日 【旅行】JRバス関東×新常磐交通コラボ!!ダブルGALAツアー

2021-09-17 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 自分はバスマニアであるように思われているが、そうではない。いすゞガーラ(初代)だけが好きで、他はどうでも良い。あ、二階建てバスも好物です。

 そんな自分に刺さるツアーがあり、東北バイクツーリングの帰りに寄り道して参加することにした。会社のバス好き人間と、その奥方も合わせ3人で申し込んだ。

 書いても理解されないだろうが(^^;)ツアーの概要を書いておくと、JRバス関東と新常磐交通が保有するいすゞガーラ(初代)、同じ車名でも仕様が大きく異なる。車高とエンジンが全く違うのだ。
(JRバス関東車) LV782R1/スーパーハイデッカー/12気筒エンジン(12PE1)
(新常磐交通車) LV774R2/ハイデッカー/8気筒エンジン(8TD1)

 そして公式日程は以下の通り。
土浦駅集合(9:15)===出発(9:30)===中郷SA(自由昼食)===新常磐交通湯本貸切部===ミステリーバス===新常磐交通湯本貸切部===ミステリーバス※コースはお楽しみ★===新常磐交通湯本貸切部===JRバス関東土浦支店===土浦駅解散(17:45頃)

実際にどうだったかと言うと、参加者は意外と多くて20名ほど。席は前から2列目、最前列はスタッフなので実質一番前!前面展望もきいて嬉しい♪まず中郷の前に参加者要請によりトイレストップ、そのため中郷の休憩時間を短縮、新常磐交通の車庫到着の帳尻を合わせる。湯本貸切部で物販、うっかりつばめマークのクッションとマスクを買ってしまった。構内にはLR、キュービックなど旧型の車両も多数、富士重1MボディのLVガーラに気付いた人はいたかな!?

ミステリーツアーは常交のガーラに乗り換え(自由席)、同社中央営業所へ。ここはバス出入りが多いため、構内をゆっくり走り車窓見学。その後、塩屋崎灯台付近へ。参加者を下ろし、灯台バックの走行シーン撮影のためバスは2,3往復。ちなみにここの県道、約1週間前にバイクで通ったばかり。まさか帰りにも来ることになるとは。塩屋崎から小名浜港エリアを通り抜け、湯本貸切部に戻って下車、JRバス関車x常交車を並べての撮影タイムで参加者のボルテージは最高潮(写真)。

再びJR車で帰途に、IC乗る前に饅頭屋に立ち寄り、常磐道で土浦北ICへ。そしてJRバス関東土浦支店では、先週車検切れで退役したばかりの同型車と2台並べての撮影タイム。そろそろ夕暮れ、ライトを点けてのナイトシーンも撮影できた。土浦駅に戻ったのは予定より30分ほど遅くなったが、もちろん文句を言う者などいない。回送してゆくバスを見送り、自分も帰宅すべくバイクその他を置かせてもらっている昨夜のホテルに向かった。車内では添乗社員によるJRバス関連クイズ、諸車動向情報、当時のパンフレット(コピー)配布、いすゞ首都圏のベテラン社員による初代GALA販売事情などあり、飽きることない1日だった。(おわり)
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(9)

2021-09-17 06:00:00 | バイク・自転車
 8月28日、9日目。いよいよ帰り道。明日の予定ができたため、何が何でも宿泊地に辿り着かなければならなくなった。5時出発の予定だったが緊張して早く起きたので4時半出発、さすがにまだ暗く、空の端が明るくなってきたところ。

 昨日友人に教えて貰った、岩手県1~県13~R107~県302(あじさいロード)を快走し、水沢でR4に合流した所で給油。ほぼ満タンで家を出て、ここで3回目。この給油で家まで帰りつけそう。あとはひたすらR4を南下。盛岡出発時は20℃ちょっとで防風インナーとレインウエアも着ていたが、日が出てどんどん暑くなり、仙台辺りからは路傍の温度計が31℃を超えている。それにしても仙台、福島と言った大きな町以外は道路は空いており、実に快適に巡航できる。

 郡山を過ぎた鏡石でR118へ、ここから太平洋岸へずれてゆく。片側一車線だが車は少ないためストレスを感じることは無い。大子町あたりで坂東三十三か所巡りで走った区間に来た時、ようやく関東エリアに戻ってきたことを実感。常陸大宮からナビに従い茨城県112(ビーフライン)に入る。平野あり林ありの快走路、こんな所で巡回中のパトカーとすれ違いドッキリ。R51を経て北関東道笠間西ICの近くから県64~県150~県199と、表示は変わるが一本道。R125~R6~県24(土浦駅近くの首都高みたいな連続高架道路)を通り、ホテルに到着。500㎞あまりを休憩込み12時間ぴったりで走り切った!首都圏ではあり得ないハイペースで、思ったほど疲れなかった。

 本日の走行距離:509.5km
 今回の総走行距離:1894.5km

 土浦・ホテルフィット 泊

 
 そして8月29日、10日目最終日。土浦発着でバス2台を乗り比べるマニアックなツアーに参加(別稿)ののち、薄暗くなってきた中を帰宅の途へ。バスツアーに神奈川県からスーパーカブ110で日帰り参加した人と知り合い、一緒に帰ることになり茨城県48~R6で都内までランデブー走行(写真)。信号で止まる度のおしゃべりが楽しく、無理せず安全に走れる。今回2度のランデブーがどちらもカブ系だったのは何の偶然か。目論見通り、水沢で入れた燃料で帰り着くことができた。ゆっくり夕食したりして予定より遅い23時前の帰宅となったが、疲れは感じなかった。

 震災遺構の見学は不十分だったが、道路や港湾などインフラの再整備具合、そこで働く人々の多さを目の当たりにでき意義あるツーリングになった。もう一息でトータル2,000㎞なのは惜しかったかな。なお今回、首都圏ナンバーと言うことで訪問先、駐車先で嫌がらせを受けるようなことは一度もなかった。(おわり)

 本日の走行距離:94.9km
 今回の総走行距離:1989.4km
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(8)

2021-09-16 20:00:00 | バイク・自転車
 8月27日、8日目。今日は連泊して、昨晩会ったバイク仲間の先導で盛岡近郊のプチツーリング。彼は現在、クロスカブ(JA10)に乗る。ホテルでゆっくり朝風呂、朝食を済ませ、R4沿いのGSで待ち合わせスタート。

 集合場所から北東へ、JR山田線沿いの県36から発電用風車が回り見晴らしの良いポイント(天峰山)へ、雲が多く視界はまり良くなかったのが残念。山を下り北西へ、県301で好摩駅を過ぎ今度はJR花輪線に沿って走る。大更から県233で焼走り溶岩流、岩手山の麓を走る。岩手山パノラマラインから県212~県318で八幡平エリアを快走、見返峠で一瞬秋田県へ。これで「走破」と言って良いのだろうか?残念ながら峠付近は霧で視界がほとんどなく、雄大な景色は観られず。

 見返峠が本日の西端、盛岡方面へ折り返す。帰りは県23(アスピーテライン)で下り、再度パノラマラインを走り、西根を経てR282へ。しかしどこもクルマいないねえ。東北道滝沢IC近くで県278~県219と走り、小岩井農場(ここも見学休止中)を抜け県131~県258で繋(つなぎ)温泉へ、入浴は時間を喰うので通過。県178~県16で市内に戻り、北上川近くでいったん解散。

 バイクを置き風呂に入ってサッパリしたところで出直し、友人と遠野ジンギスカンの店へ。生ビールがことのほか旨かった。昨日今日のお付き合いに感謝です。おみやげまで戴きありがとうござました。

 写真は小岩井農場エリアにあるポイントで、一本桜と岩手山を眺められ、開花時期には賑わうらしい。さて、明日は耐久走だ。

 本日の走行距離:193.7km
 今回の総走行距離:1385.0km

 スーパーホテル盛岡 泊
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(7)

2021-09-16 06:00:00 | バイク・自転車
 8月26日、7日目。今日は「往路」最終日。計画では久慈まで北上するつもりだったが、施設休館のため手前の野田から宿泊地に向かうことにした。その代わり、国道でなく怪しげな県道を味わってゆく。

(1)震災遺構 たろう観光ホテル(写真)
 内部は有料の見学学習コースにのみ公開、その他の訪問者は外構を眺めるのみ。それだけでも十分に、津波の威力は伝わってくる。近くには高さ15m近い防潮堤が建設中。そこまで必要か?過去の津波で10mの防潮堤を築いていたこの町は、それでも津波に呑まれたのだ。

宿泊先

×いのちをつなぐ未来館(釜石市)
↓岩手県242~R45~県231~R45~県41~R45~県248
×(宮古市)水産科学館
↓県248~R45
〇震災遺構 たろう観光ホテル
↓R45~R455~県44~R45~県29~R281~県17~R4~県220
宿泊先

 宮古手前の県41、岩泉からの県44はいずれも果てしないワインディング、125ccで良かったと思えた。そして野田からの県29は1.5車線幅の林道規格。対向車も野生動物もいなかったが、ずっと用心して走るので気疲れした。
 葛巻から雨が降り始めレインウエア着用。新しいロングブーツ(安全靴)は残念ながら防水ではなく、手抜きせずシューズカバー装着が必要。

 本日の走行距離:318.3km
 今回の総走行距離:1191.3km

 ホテルに落ち着いたのち、当地に移住したCB125T(JC06)時代のバイク仲間と3年ぶりに再会し食事。こちらでは普通に店で酒が飲めるのが嬉しい。

 スーパーホテル盛岡 泊
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(6)

2021-09-15 20:00:00 | バイク・自転車
 8月25日、6日目。2カ所で連泊してノンビリ過ごしたが、今日からまたガッツリ走る。出発の際、宿の女将さんがおにぎりを差し入れてくれた。御主人は、昨日行った島で取れたと言う小さな化石入りの石を下さった。お世話になりました。

 最初、牡鹿半島のコバルトラインへ入ったが濃霧のため完走を断念、途中で海沿いのルートに降りて撤退。この辺りの道はどこもガラ空き。レーダー取り締まりはしていないだろうから、パトカーや白バイにより注意してハイペースで巡航。基本的にR45、そこから分岐しR45に戻って来られる県道があればそちらを通ってみるスタンスで走った。やはり岩手県は、見学施設が全滅。

(1)南三陸町震災復興祈念公園
 数年前に訪れた時とはずいぶん変わり、整備されていた。公園の丘に登ると、海が見える。眼下に、廃墟となった震災遺構が見える。隣接の「さんさん商店街」に寄っても物が積めないため、素通りした。

(2)気仙沼シャークミュージアム/氷の水族館
 氷の水族館は、氷よりイルミネーションやプロジェクトマッピングによるエンタメ性に注力している模様。寒いと言ってもー20℃、北海道上川町のアイスパビリオンはー41℃だった。シャークミュージアムはリニューアルで震災関連展示がメインとなり、サメ関連は「え、これだけ?」と言う感じ。もっとも震災被害や復興、防災減災について興味深い展示が多かったので悪くはなかった。

(3)気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧向洋高校)
 石巻の大川小学校と異なるのは、ここは海に近く校舎4階の床上まで津波に呑まれたにも関わらず、素早い避難で人的損害がなかったこと。なので校舎内も展示できるのだろう。滅茶苦茶になった教室、2階に流れ着いた自動車、建物の屋根部分が全て流失した大ホール。平時と被災時の比較写真が生々しかった。

宿泊先
↓R398~宮城県220(コバルトライン)~県41~R398~R45
〇南三陸町震災復興祈念公園
↓R45~県225~R45~R346~県65
〇気仙沼シャークミュージアム/氷の水族館
↓県26
〇気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧向洋高校)
↓県26~R45
×陸前高田・東日本大震災津波伝承館
↓R45~岩手県275
×大船渡市立博物館
↓岩手県275~R45
×大船渡・津波伝承館(おおふなぽーと)
↓R45
×釜石・鉄の歴史館

宿泊先

 本日の走行距離:289.3km
 今回の総走行距離:873.0km

 大渡パンション Will 泊
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(5)

2021-09-15 06:00:00 | バイク・自転車
 8月24日、5日目。今日も連泊で島めぐり。ただし宿から港が離れているため、早起きしてバイクで向かう。平日なので早朝でも走っている車は少なくなく、それもハイペース。コンビニに寄ったり事務所に入ったりで動きが激しく、特段の注意を要する。コンビニで朝食昼食を仕入れ。今日の島々間には渡船などないため、時刻決め打ちである。2つの島を1日で回ろうと思ったら、このパターンしかない。

(1)江島(えのしま)
 島に到着した途端に、船着場で待ち構えていた男たちが「ヨッセ」「ホイサ」とプラ籠を短時間に手際よく船に積み込んでゆく。船に乗り込んだ一人は、ホースで籠に水を掛け始めた。聞けば中身はホヤで、今日がこの夏最後の出荷なのだと。良いものを見た(写真)。
 地図を入手できなかったので、港からの舗装道路を歩いてみる。島をぐるっと3/4周くらいする感じ、ただしすぐ高台に上がってしまい、海は遠い。道路から南側は原生林のようで、と言うかこの島、住宅が斜面にへばりつくように建っている以外は林ばかり、耕地など猫の額ほどしかない。半農半漁など無理、全漁の島かなあ。
 道路の終点はもう一つの(名もない)漁港、時間はたっぷりあるので読書を始めたが、意外と風が強く居心地が悪い。港の隅っこに風の当らない場所があり、そこでしばし過ごして船着場へ。帰りは舗装路からショートカットする、斜面を下る狭い階段を使った。

(2)出島(いずしま)
 女川から向かうには、江島と全く違った方向にある。海側と山側にほぼ並行する形で2本の道路が走る。このため港は2つあるものの「縦走」はせず、出島港について反対側の寺間港まで、ルートを変えて往復することにした。
 ここも緑が濃く、江島同様セミがすさまじく鳴く。自宅近くではあまり聞かないツクツクボウシが優勢かもしれない。
 この島は本土に極めて近く、現在200mほどの橋を架ける工事中。数年後に架かれば定期船も廃止されるだろうが、だからと言って観光客が海水浴客が増える要素はなく、静かなままなのではないか。

宿泊先
↓R398~宮城県234~R398
女川港 6:50発
↓定期船
江島 11:00発
↓定期船
出島 15:50発
↓定期船
女川港
↓R398~宮城県234~R398
宿泊先

 これで今回の島めぐりは終了、東北の有人離島はコンプリート。女川港に戻ったところで、雨がポツポツ。レインウェアを着て帰ったが、本降りにならずに済んだ。

 本日の走行距離:37.0km
 今回の総走行距離:583.7km

 OYOビジネス旅館ダック石巻蛇田 泊
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2021年8月20~29日 【バイク】震災遺構と水族館と離島めぐりの東北ツーリング(4)

2021-09-14 20:00:00 | バイク・自転車
 8月23日、4日目。今日のコースは、塩竈を中心に南へ北へ。

(1)仙台うみの杜水族館
 アクアマリンふくしまは臨時休館だったがこちらは開館しており見られた。全般に施設開館に対し福島と岩手は厳しく、宮城は緩いようだ。
 水族館としては十分に楽しめたのだが、北の海の紹介については物足りない印象だった。

(2)石巻震災遺構 旧大川小学校(写真)
 生徒と教員70名余りが津波で亡くなり、避難誘導に問題があったと訴訟騒ぎになっている遺構は、この夏から敷地内が整備され公開された。窓枠から内装までひしゃげて建物の躯体しか残っていない校舎、コンクリの支柱ごと倒され捻じ曲げられた渡り廊下。幾度となく写真で見た遺構も、目の当たりにすると衝撃的である。それにしても、なんで学校より川に近い(ただし学校よりは高い)場所に避難したのか。結果を知っているから言えるに過ぎない。

宿泊先
↓R45
仙台うみの杜水族館
↓R45
石巻震災遺構 旧大川小学校
↓宮城県30~県33~R398~R45
宿泊先

 大川小学校へ向かう北上川沿いの道は往復とも快適、特に県30は最高。川面を見ながら、この水面が走っている高さ以上まで膨れ上がったとは想像しがたいものがあった。
 宿は客が工事関係者ばかりのビジネス旅館だが、中は様々な観光ポスターがぎっしり貼られた異空間。シンプルだが清潔で気持ち良い。 

 本日の走行距離:117.1km
 今回の総走行距離:546.7km

 OYOビジネス旅館ダック石巻蛇田 泊
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