1月19日、3日目。今日も2つの島を巡る。昨朝と同じ電車で鳥羽まで行き、まずは菅島へ。鳥羽市の離島は島ごとに統一デザインの地図が用意されているのだが、なぜか菅島だけは別様式。どういう理由があるのか、私気になります!
菅島も昨日の神島と同じく近畿自然歩道のコース設定されており、こちらは「11b」。それに従い、右回りに歩くことにする。集落からすぐに林道の上りとなる。島の西端にある大規模な採石場への道らしい。大きな貯水タンクのところで、小さく「←大山」の看板があり、足元の草をかき分けながら狭い急登。トレッキングシューズを履いてきて良かったと今日も思う。一気に視界が開けたと思ったら、想像以上に大規模な採石場が眼下に広がった(写真上左)。尾根部は採石場から車があがってくるらしく幅広の未舗装路、大山山頂への道の分岐があったが草ボーボーなのと、さらなる登りがキツそうだったので止めておく。すぐに1983年に航空自衛隊C-1輸送機が2機がほぼ同時に墜落(激突)し計14名が殉職した「菅島事故」の慰霊碑があった。
慰霊碑を過ぎると一気に道が狭まり、これで良いのか迷ったがしっかりした道なので足を進める。すぐに、菅島港を見下ろす絶景ポイント(写真上右)、ここから前方の森林地帯を抜けて港まで降りるのだが、けっこうお距離があるように見える。下りもガレ場あり段差あり階段ありと、脚への負担が大きい。細い分岐があるが近畿自然歩道の看板などに従って菅島灯台へ、現存する国内最古のレンガ造りだそうだ。さらに下って白髭神社、しろんご浜の脇をかすめて海辺に出ると、すぐに港に着いた。慰霊碑あたりまでの標高差は200mほどだと思うが、思ったよりハードと感じたのは足が弱っている証拠だろう。
船で佐多浜に戻るが、接続の良い坂手島ゆきは佐多浜でなく中之郷から出る。1.5kmほど、小走りに移動して間に合った。ちなみに中之郷発着は、早ければ今年度いっぱいで廃止(佐多浜に統合?)の話があるそうだ。坂手島までは10分とかからない。
坂手島は小さな島かつ一周道路はない。時期ではないが島一番の見どころらしいアヤメ池ヘ、とうぜん咲いていなかったが、途中スイセンが盛大に咲いていた(写真下左)。戻る途中、学校校庭を横切って別の階段へ、海辺への急階段を下ると目の前は安楽島、と言っても半島の一部となっている(写真下右)。海辺沿いの細道を海水浴場まで歩き、堤防の上を戻ってきた。集落は島らしい、入り組んだ路地ばかり。帰りの船は佐多浜着。予定より早く、近鉄特急に乗って名古屋へ。ここでまた、スーツケースを荷物棚に置き忘れてホテルまで行ってしまい、駅まで戻る失態。いつもデイパック一つで行動しているため、それを背負っているとスーツケースの存在を忘れてしまうのだ。
これで残っていた5島への訪問が完了し、伊勢志摩エリアの離島を制覇。北海道の天売焼尻、伊豆の青ヶ島を残し、東日本の離島は制覇に近づいた。夜は当地の先輩と久しぶりに会って食事。明日はがらりと趣向を変え、旅行社のカニツアーに参加する。(この項おわり)
[くれたけインプレミアム名駅南 泊]
伊勢市 0709
(近鉄急行)
鳥羽/佐多浜港 0726/0755
(船)
★菅島 0808/1040
(船)
佐多浜港 1053着
(徒歩1.6km)
中之郷港 1120発
(船)
★坂手島 11128/1310
(船)
佐多浜港/鳥羽 1322
(徒歩)
鳥羽 1402
(近鉄特急)
近鉄名古屋 1537