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「あきない世傳金と銀」(8)高田郁

2020年02月14日 16時44分08秒 | 読書(歴史/時代)
「あきない世傳金と銀」(8)高田郁

シリーズ8巻目。
6巻目の途中から、舞台が大坂から江戸に移動した。
本作品も江戸を舞台に展開、その後が描かれる。

P184
長月九日は、陽数の極みである「九」が重なるため、重陽と呼ばれ、菊花を愛で、菊酒を飲んで長寿を祈る雅な風習があった。そのため、早朝から辺りでは菊花の芳しい香りに包まれる。振り売りのうち、ある者は花枝を、ある者は干し菊を、またある者は綿でくるんだ花冠を盛大に売り歩く。

【蛇足の感想】
怒濤の展開だった。
しかし、この終わり方は、困る。
いったいどうなるの?
あと、半年待たねばならない。

【ネット上の紹介】
遠目には無地、近づけば小さな紋様が浮かび上がる「小紋染め」。裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい―そう願い、幸たちは町人向けの小紋染めを手掛けるようになった。思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていく。だが「禍福は糾える縄の如し」、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲う。足掛け三年の「女名前」の猶予期限が迫る中、五鈴屋の主従は、この難局をどう乗り越えるのか。話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!