【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

介護保険証

2020年05月19日 19時29分58秒 | お婆さんの話
先日、介護保険証が郵送されてきた。
昨年2月は『要介護2』で、特養入所を目指して『区分変更』の手続きをしたら、昨年4月に『要介護3』となった、そして、今回の通知が『要介護5』。
【要支援1→要支援2→要介護1→要介護2→要介護3→要介護4→要介護5】
右に行くほど症状が重くなる。
8年前、要支援1であった、昨年、要介護2→3となり、それが今では要介護5、である。つまり、ウチのお婆さんは、急速に悪化して最終段階になってしまった。
ショックである。

昨年8月、特養に入所した。
1週間後に大腿骨骨頭骨折、12月5日まで入院した。
今年2月は、尿路感染で1週間入院した。
(特養に入っているより病院入院の方が長い?)
特養は100人以上入所している。
特養を責めるわけではないが、人手が足りず目が行き届かない、それは事実だ。
「1週間に1回でも体操してもらえますか?」・・・回答「出来ません」
「食事や休憩の時に、話のあう方の隣にしてもらえますか?」・・・回答「出来ません」
不満がたまっているところに、今回の介護認定『要介護5』、が来た。(・・・骨折したから仕方ないんだけど)
「グループホームに変えようかな」、と。

グループホームの入所人数は最大9人。
目が行き届くし、毎日体操、口腔ケア、レクもしてくれる。
そんなわけで、このところ色々手配等、動き回っていた。
本日、特養→グループホーム、無事移動完了。
契約手続きをし、市役所にも行き、必要なものも買い集めた。
まだ、当分ばたばたしそうだけど、ひとまず安心。

【備考】
介護される方の最終目標は特養である。
なぜなら、費用が安くてすみ、全て任せることが出来るから。
スタッフが病院に連れて行ってくれるし、不足の薬も段取りしてくれる。
オムツ、ベッド、車椅子も無料だ。
設備としてタンスも棚も完備されている。
費用は全て込みで月額6万円から7万円くらい。
皆さんが最終目標にするだけあって便利で安いのだ。
但し、要介護3以上必要で、順番待ちも激しい。

一方、グループホームは要支援2以上で、市民なら誰でもOK。
でも、オムツ、ベッド、車椅子は自腹。
敷カバー、掛カバー、枕カバー、夏布団、タンスも用意する必要がある。
病院に行くにもある程度自分で動く必要がある。
そのたびに介護タクシーも必要。
費用も、最初に入所金15万から80万くらい必要なところが多い。
毎月の費用も15万くらい必要。
両者の違いは、年間で100万くらいの差額になる・・・10年で1,000万か、と。
(政府が老後に2,000万円必要、って言うのは、この為なのか?)

今回は悩み、迷った。
特養のままでいいじゃないか、と。
この8年十分やったじゃないか、と・・・。
でも、悔いを残したくないな、という思いもある。
少しでも元気で、笑顔で、老後を送らせたいな、と。
結局、今回の決断となった・・・(自分の老後資金が残るかなあ)。
この記事についてブログを書く
« 図書館再開 | トップ | 「陽のあたる場所」 »

お婆さんの話」カテゴリの最新記事