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瓔珞<エイラク>

2020年08月15日 08時29分48秒 | TV/ドラマ
中国ドラマ「瓔珞」をU-NEXTで観た。(全70話、1話47分)
 
ひと言で言うなら、紫禁城の半沢直樹。
やられたらやりかえす。
これほど策略家のヒロインはいない。
決め台詞は・・・
「それしきで私に勝てると?」
「あなたは私の策にかかったのよ」
相手が謀略を仕掛けてくるが、さらにその裏をかいて相手を落とし込む。その手腕が見事。ヒロインを演じたウー・ジンイェンは、ニコリともせずクールに演じる。
 
舞台は、清の乾隆帝の時代、紫禁城。
魏瓔珞は、宮中での姉の不可解な死に疑問を持ち、女官として紫禁城に入る。
最初は、繍坊で刺繍をして日々を送りながら犯人を捜す。
やがて皇后・富察氏の侍女となり後宮の深部へと入っていく。
前半は姉を殺した犯人を追い詰め、
後半は恩人であり師であり姉とも慕う皇后・富察氏を陥れた犯人を捜し報復していく。
基本は、やられたらやりかえす、しかし、受けた恩と義理は返していく。心理的にイーブンでないと落ち着かないようだ。
 
【備考】
日本タイトル:「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」
原題:「延禧攻略」、英題:"Story of Yanxi Palace”
2018年に動画サービスiQIYIにて放送。 
( ドラマ部門デイリー再生数20日間連続1位、総再生数180億回を突破する歴史的記録を打ち立て、「神劇」と称される。 華美な描写や欲望渦巻く宮廷闘争が社会主義的価値観に悪影響を及ぼすとして、中国当局の批判を受け、TV放送が中止となる)
 
【公式サイト】 
 
【追記】
Amazonで観ると第1話のみ無料、2話から70話まで各385円かかる。
69話×385円=26,565円
U-NEXTなら無料。月額料金を払ってもおつりが来る。
*なお、Netflixでは扱っていない。
 
【追記】2
「瓔珞」の前に、「ハンシュク 皇帝の女傅」をAmazonで観た。
(全42話、1話45分)
宮廷にある内学堂(女学校のようなもの)を舞台にした作品。
困難を克服し、皇帝の女傅(教師)へと成長していく物語。 
学校が舞台なので、様々なキャラの生徒が出て来るのが楽しい。
同僚の教師同士のやりとりも面白い。
けっこう楽しめたので、記録として残しておく。
 
ところで、登場人物の名前について思うことを記しておく。
日本では、室町時代以降、接頭辞「お」が付いた女性名が広まった。
浅井三姉妹は、お茶々、お初、お江と呼ばれた。
庶民でも、八百屋お七のように「お」が付いて呼ばれた。
 
「ハンシュク」を観ていて、中国でも同様のことがあったと気づいた。(こちらが本家か)
つまり、愛称を作る人名接頭辞「阿」が用いられたようだ。
でも、これは漢文化なのだろうか? 清朝を舞台にしたドラマでは、満洲文化となり、人名接頭辞「阿」が出てこない。(単に私の見落とし?)
【追記】2021.7.19
見落としのようだ・・・「阿」のつく登場人物がいると判明。
清朝でも漢民族の文化は根強く残っているようだ。
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