この1週間ほど、AmazonでTVドラマを観ていた。
●『マーベラス・ミセス・メイゼル(The Marvelous Mrs. Maisel)』を3シーズン分観た。
1958年のニューヨークが舞台、何不自由ない主婦ミセス・メイゼルがヒロイン。子どもは2人。ところが、夫が秘書と浮気したと告白したことから、人生が激変する。
ワインを飲んでドランク状態で、たまたま舞台に上がり、自分の苦境を語り、夫と秘書について辛辣に酷評する。それが"スタンドアップ・コメディ”の形式にはまり込み、客に大受けする。それが契機となり才能に目覚め、コメディアンの道を歩むことになる、ってなストーリー。
50年代を背景に、当時の魅力的なファッション、ユダヤ人社会、芸能界裏事情が描かれる。(本作品だけでも、Amazonに登録する価値あり)
これに気をよくして、他のTVドラマも観てみた。
●『ゲーム・オブ・スローンズ』(ThronesはThroneの複数形、「王座」の意味。つまり、王座という「椅子取りゲーム」、か?)中世のような架空世界ファンタジー。エミー賞取りまくりの人気作品。感想を言うと、私には合わなかった。頑張って1シーズン観たんだけど。もともとファンタジー苦手だし、エログロ度数が高いし。(ファンタジー故にリアリティを追求したんでしょうね)
●『ザ・グッド・ファイト』法廷ドラマ、「グッド・ワイフ」のスピンオフ。1シーズン目はおもしろいけど、3シーズン目になると、政治色が濃くなり過ぎて、楽しくなくなる。キャラクターも本来の設定を踏み外しているように感じた。最期は惰性で観た。(私はアメリカ文化、風俗や政治に精通していないから、十分に理解しているとは言い難いので、聞き流して)
●『Veep/ヴィープ』これもエミー賞多数受賞したコメディ作品だけど、私に合わなかった。1シーズンどころか、1作目で挫折。
【おまけ】
実を言うと、『スターウォーズ』も、私にはしっくりこない。いちおう、全作品観てるけど、CGが進化して画像がリアリティを増すほど、嘘っぽく感じられるジレンマ。肉体駆使の初期香港映画の方が好ましく感じられる・・・『ジュラシックパーク』あたりまで、素直に感心したんだけどなあ。SFやファンタジーの遺伝子が、私には少ないのでしょうね。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、1シーズン最終に登場したドラゴンが気になるから、そのうち気が向いたら2シーズン目を見るかもね。
ついでに言うと、同じファンタジーなら『まほうのレシピ』の方が気軽に楽しめる。
【さらに蛇足】
私は今まで滅多にTVドラマを観ないで来たので、本にたとえるなら、年に数冊のベストセラー作品を読んで、読書を語るようなもんだと思う。「一般人はこんな風に感じるのか」って、参考程度の意見・・・人気作品を褒めてないからって、ファンの方、怒らないでね。