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「吉田松陰大和燦々」秋山香乃

2015年01月02日 11時14分06秒 | 読書(小説/日本)

吉田松陰 大和燦々 
「吉田松陰大和燦々」秋山香乃

今年のNHK大河ドラマは「吉田松陰」。
新聞広告を読むと、本作品が一緒に宣伝されている。
なぜ一緒に宣伝されているかと言うと、NHK出版から出ているからでしょう。
TVの話はオリジナル脚本。
吉田松陰の末の妹がヒロイン。

本作品を読むと「原作ではない」とすぐ分かる。
また、「なり得ない」と言うことも分かる。
面白くない、と言ってる訳じゃない。
その逆で、まるでミステリを読み解くような抜群の面白さ。
「歴史小説が好き」って方に向いた作品だ。
(でも、一般受けと言うか、NHK大河ドラマには向かない)

じゃあ、なぜ私が読んだのか?
それは、秋山香乃作品だから。
これまで読んできた秋山香乃作品は全て面白かった。
裏切られたことは一度もない。
今回も文句なく楽しめた。
相当調べて書かれた力作だ。

【参考リンク】
「茶々と信長」秋山香乃
「茶々と秀吉」秋山香乃
「茶々と家康」秋山香乃
「忘れ形見~漢方医・有安」秋山香乃
「波紋~漢方医・有安」秋山香乃
「ちぎれ雲~漢方医・有安」秋山香乃
「夕凪~漢方医・有安」秋山香乃
「未熟者~伊庭八郎幕末異聞」秋山香乃
「士道の値~伊庭八郎幕末異聞」秋山香乃
「櫓のない舟~伊庭八郎幕末異聞」秋山香乃
「伊庭八郎凍土に奔る」秋山香乃

【ネット上の紹介】
時は嘉永4年、迫りくる列強の脅威に揺れる日本、弱冠22歳の吉田寅次郎は江戸に留学していた。 佐久間象山、勝海舟と出会い、宮部けんぞうらと海防観察のため東北へ旅の途次、”第二の忠臣蔵”と江戸で話題になった「相馬大作事件」の真相にかかわることに。気鋭の女流歴史小説家が、松陰の「大和魂」を継いでいった若者たちの青春映像をダイナミックに描く。


謹賀新年2015元旦

2015年01月01日 10時44分46秒 | 身辺雑記

明けましておめでとうございます。
今年は「ひつじ」ということで、絵を描いた。
タブレットに直接描かず、紙に描いてスキャナーで読み込んだ。

本年もどうぞよろしくお願いします。

これが元ネタ・・・プロベンセン夫妻「かえでがおか農場のいちねん」より

「ゾーヴァの箱舟」(ミヒャエル・ゾーヴァ)
こちらも考えたが、お正月のめでたさに合わないので却下