【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

開聞岳▲924m

2020年12月08日 19時59分17秒 | 開聞&霧島2020
鹿児島に来ている・・・鹿児島空港でレンタカーを借りた。
99%不要と思うが、スタッドレスにしてもらった。
これにより2万円以上高くなるが、「掛け捨ての保険」のようなもの。
下の写真は開聞岳山頂からの景色。
ガスっていて、屋久島や種子島は見えない・・・残念。
中央下の「開聞岳」の標識が見えるでしょうか?
日本最南端の駅、西大山駅。
向こうに見えるは、先ほど登った開聞岳。

【資料】
9時10分頃、空港のレンタカー屋を出発して、開聞岳駐車場に到着は11時頃。
登頂に約3時間半かかり、2時半頃下山した。
本来なら、すぐ指宿のホテルに行って、砂むし風呂と温泉に入って疲れを癒やしたいところ。
でも、せっかく鹿児島に来たので、知覧にある特攻平和会館まで、レンタカーをとばした。平日にもかかわらず、思った以上に入場者がいた。資料が充実している・・・涙なしに見れない。
【公式サイトからのコピー】
 この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。 

「私という運命について」白石一文

2020年12月04日 16時51分37秒 | 読書(小説/日本)
「私という運命について」白石一文

ヒロインが結婚式招待状をもらうところから始まる。
新郎は元カレ、新婦は職場の同僚。
29歳から40歳までの10年が描かれている。
1993年からの時代背景も語られるので、そちらも興味深い。
細川連立政権とか、男女雇用機会均等法、とか。

P298
そのとき分かったんです。自分の気持ちというのは、どんなに頑張っても理解されないことがあるんだなって。そして、妻である女が『私だって』と言うしかなくなったらもう終わりだなって。人と人との縁はこんな風に切れるんだ、すごいなあと思いました」

【経緯】
先日、「一億円のさようなら」を読んで面白かったので、評判の良い本作も読んでみた。けっこう楽しめた。機会があれば、他の作品を読むかも。

【ネット上の紹介】
大手メーカーの営業部に総合職として勤務する冬木亜紀は、元恋人・佐藤康の結婚式の招待状に出欠の返事を出しかねていた。康との別離後、彼の母親から手紙をもらったことを思い出した亜紀は、2年の年月を経て、その手紙を読むことになり…。―女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして死とは?一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、運命の不可思議を鮮やかに映し出す、感動と圧巻の大傑作長編小説。

「炎上CMでよみとくジェンダー論」瀬地山角

2020年12月02日 15時02分21秒 | 読書(現代事情)
「炎上CMでよみとくジェンダー論」瀬地山角

タイトルどおりの内容。
かつて炎上したCMを検証していく。
著者は、味の素が嫌いなようで、しつこく批判している。
製品は一切買わず、客先で味の素製品を出されても口にしない。

P48
一般的に個人が変えることのできないもの、社会学ではこれを「属性」と呼びますが、これにもとづいて人が不利益な扱いを受けることを、近代社会は「差別」と見なします。

P216
あまり知られていないことですが、台湾は同性婚に関してアジア最先進国です。(知らなかった)

【参考リンク】

【ネット上の紹介】
序章 なぜCMは炎上するのか
第1章 子育てママの応援かワンオペ礼讃か(性役割×女性)
第2章 ファッションや化粧品のCMは難しい?(容姿や性的メッセージ×女性)
第3章 何が「性的」とみなされるのか?(性的なメッセージ×男性)
第4章 「はたらけ!」といわれる男たち(性役割×男性)
第5章 マイノリティと言葉の政治
第6章 履いている下駄の高さ

「諸星大二郎異界への扉 デビュー50周年記念」

2020年12月01日 18時12分43秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「諸星大二郎異界への扉 デビュー50周年記念」

もう50年も描かれてるんですね。
感慨深いものがある。
学生時代から読んでいるから。

本書は、デビュー50周年記念の大規模な展覧会「諸星大二郎展 異界への扉」の公式図録。名シーンの原画、作品に関連する貴重な土器や絵巻、作品解説や新規インタビューも収録した豪華永久保存版、と紹介にある。






【経緯】
紀伊國屋で、「この本ありますか?」と聞いたら、場所を案内してくれて、
ラップしてあるビニールカバーも取ってくれた。
「どうぞご覧下さい」、と。
そこまでしてくれると、「買おうかな」、と。

【ネット上の紹介】
西遊妖猿伝/妖怪ハンター/暗黒神話/孔子暗黒伝/栞と紙魚子/マッドメン/諸怪志異/海神記/生物都市など数々の名シーンの原画。作品に関連する貴重な土器や絵巻などの美術品、作品解説。諸星大二郎50周年インタビュー。描き下ろしイラスト「アマビエ姫の上陸」。デビュー50周年を記念した豪華大展覧会「諸星大二郎展異界への扉」公式図録。
1970年デビュー
日常/非日常
民俗学/人類学/考古学
日本の神話/伝説/文学
中国の神話/伝説/文学
西洋の神話/伝説/文学
博物誌/書誌
アート
諸星大二郎50周年インタビュー
諸星大二郎作品年譜


「リアル」(15)井上雄彦

2020年12月01日 18時02分04秒 | 読書(マンガ/アニメ)
「リアル」(15)井上雄彦

久しぶりの「リアル」最新刊。
6年ぶり!
バスケットボール青春群像。
車いすバスケについて描かれる。
・・・「障害」が重要なテーマなので、内容が重くなる。
でも、野宮の存在で多少軽くなる?
ロンドンにいるはずじゃ・・・?
白鳥登場!
それにしても、漫画界屈指の描画力だ。
 
【ネット上の紹介】
野宮朋美、戸川清春、高橋久信…3人の男たちが懸命にあがき、生きる様を車いすバスケを通じて井上雄彦が描く! 6年ぶり、VOL.15!