インモータルズ -神々の戦い-
2011年/アメリカ
昇華する‘美’の呪縛
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
「インモータルズ」とは「不死のものたち」という意味から「神々」となる。本作は主人公のテセウスが奴隷の身分から勇者となり、ついには神にまで伸し上がる‘成長物語’である。
テセウスと敵対するようになるハイペリオンは、神に祈ったにも関わらず病気の家族を救ってもらえなかったことを逆恨みして、地底に封印された闇の神であるタイタン族を解き放つエピロスの弓を探し出して、タイタン族たちに神々を倒してもらおうと企むのであるが、そこまでの描写が雑であるためにテセウスの母親を息子の目の前で殺してしまうというハイペリオンのエキセントリックな行動が理解しにくい。
しかし前半の人間同士の生々しい殺戮の描写から、エピロスの弓を境にして後半のタイタン族と神々の、CGを駆使した‘スタイリッシュ’な戦闘の描写を経て、ついにはラストシーンの、歴史に残るレリーフに‘昇華’するまでの描写を、テセウスの、人間から神への成長とリンクさせているところは素晴らしい。
母親のパイドラの予知能力を受け継いだ、テセウスの息子が未来を垣間見た時、側にいた老人が息子に「今度はおまえの番だ」と語りかける。憎しみや恨みを抱き続けて戦うことの無意味さを描いていた『新少林寺/SHAOLIN』(ベニー・チャン監督 2011年)とは正反対に、もはや英雄譚は神話と化しているために避けることは出来ないのであるから、寧ろ徹底的に戦い続けて英雄になることを勧めるのである。ストーリーは荒いが、西洋人が戦争を止められない原因の一端を明らかにしたインド出身のターセム・シン監督の功績は大きいと思う。
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