宇宙人ポール
2010年/イギリス
オマージュの可能性と限界
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
‘オタク’の主人公たちとアメリカ軍に囚われていた宇宙人が交流する物語として本作は『SUPER8/スーパーエイト』(J・J・エイブラムス監督 2011年)とそっくりなのであるが、SF映画に対する愛情は感じるものの残念ながら『宇宙人ポール』には『SUPER8/スーパーエイト』ほどの感動は得られなかった。
『SUPER8/スーパーエイト』の主人公のジョー・ラムたちとアメリカ軍に追われることになる宇宙人には、両者ともに人々の迫害を受けながらも‘蒐集癖’という共通性による人間と宇宙人との間に芽生える奇跡的な友情が、物語に美しさをもたらしていたのであるが、そもそも『宇宙人ポール』の主人公であるポールが地球に来て60年も経ってから逃げる羽目に陥った理由がよく分らない。‘オタク’に対する偏見やキリスト教原理主義者に対する、ルース・バッグスの左目を治したり、モーゼズ・バッグスに撃たれたグレーム・ウィリーを生き返らせるというポールの超能力は、多数に対する少数の‘反撃’として痛快ではあっても、それはオマージュとして取り上げられた作品のような‘よくある話’をなぞるだけであり、‘よくある話’から思わぬ展開を見せる『SUPER8/スーパーエイト』がもたらす感動は無いのである。
ポールとタラ・ウォルトンの関係も具体的な描写が無いために、危険を犯してまでもポールがタラにこだわる情熱が伝わってこない。最終的に、映画と小説の違いとなってあらわれるところは興味深くはあっても、それを検証するだけの知識を持ち合わせていない。
AKB48が涙のレコード大賞受賞!(サンケイスポーツ) - goo ニュース
AKB48の「フライングゲット」はテレビで何度か聞いていると思うが、“生”で聞いたのは
初めてかもしれない。これまでの選考方法であるならばAKB48は誰が歌っているのか
はっきりしないのだから、企画賞扱いだったはずなのであるが、残念ながらCDの売り上げ
から判断するならば今年はAKB48以外には考えられない。ところでいつものようにカメラ
割りが酷くて、大人数できっちりとした振り付けのフォーメーションが決まっているのだから、
全体を映すべきなのに、無理して顔のアップを撮ろうとするから、ことごとくメンバーの顔が
フレームから外れてしまい、“良い画”が全く撮れていなかった。