月曜日に乾杯!
2001年/フランス=スペイン
‘すれ違い’と‘形式’
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
作品冒頭で見られる、主人公のヴァンサンが目覚めて寝室から出ていくと同時に彼の妻が彼の寝室に入ってくる‘すれ違い’がこの作品の‘テーマ’となる。ヴァンサンが勤めている工場に向かうために車に乗って家から出ていくと同時に向かいに住んでいる住人の主人が運転する大型車が‘すれ違う’。ヴァンサンの長男のニコラが乗る自転車は彼のガールフレンドが乗る自転車と‘すれ違い’、ヴァンサンがヴェニスで出逢ったカルロと一緒に乗ったボートは大型船と‘すれ違い’、ニコラが乗るパラグライダーの下をすれ違うようにヴァンサンが帰ってきたりと、とにかく‘すれ違い’が目立つ。
‘すれ違い’が目立つ割には‘形式’にうるさい。とにかく禁煙には厳格で、ヴァンサンを始め愛煙家たちはそれでも隠れてタバコを吸おうとするが見つかってしまう。ヴァンサンが父親の伝で訪ねていったマルティーノ侯爵は、さすがに侯爵だけあってピアノを弾いている振りをし、ベランダの外で沸き起こる人々の歓声に応える振りをして体裁を取り繕わなければならない。ニコラとガールフレンドが交わすモールス信号も‘形式’で成り立っており、ラストにおいてもニコラと彼のガールフレンドはニコラの弟のガストンと共に、馬に乗った男がワニを退治している絵をプロジェクターを使って忠実に実写で再現しようとしている。
‘すれ違い’と‘形式’というテーマはラストの、不規則に並び立つ煙突というイメージで閉じられるのであるが、家に配達されても破られてしまう、ヴァンサンが旅先で描く絵葉書との関連性は、『ここに幸あり』(オタール・イオセリアーニ監督 2006年)のレビューに継がれることになる。
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間違えないように十分にひと月以上の練習期間を取ったと考えられなくもない。そうなると
12月17日に急逝したとされる金総書記が逝去した正確な日付が気になるところである。