駅前大通り・自転車道を走りながら私は憂鬱になってきた。雨脚は益々強くなり袖とズボンはびしょ濡れである。一時は引き返そうかと本当に思った。

しかし、緑町は目前であった。土砂降りのばら祭を体験できるまたとない機会と気持ちを切り替えてハピータウンに自転車を停めて会場まで歩いた。


ばら祭シャトルバス(臨時便)乗り場ではプラカードを持った誘導員のおっちゃんが頑張っていた。JR福山駅まで160円なら安い。会場入り口で東京ディズニーリゾートのパンフレットを受け取りばらのステージへ辿り着いた。大音量の曲に合わせて少女が見事に踊っていた。


晴れていたら私はくわいラーメンを食べるつもりだったが、今回は断念した。靴がビーチサンダルのようになって食欲は消え失せていたのである。


気恥ずかしいような台詞が書かれた幟の先にレールが見えた。ミニSL乗り場に行ってみると運転を見送っている状況であった。残念がる私にシギヤの技術者は「これは海外製です。当社は鞆鉄のらっきょ列車を復元してますが、今回は持ってきてないんですよ。あれは調整が難しくて…」と語った。


彼に「来年の祭は是非ともらっきょ列車でお願いします」と頼み会場を急ぎ足で出た。ココローズの盛況ぶりを確認しているとミスタードーナツの売り子が声を掛けてきた。

買う気のない私は片手をゆっくりと振り正午前家路に着いた。雨の勢いは一向に衰えず水を吸った衣服がやけに重たく感じた。


しかし、緑町は目前であった。土砂降りのばら祭を体験できるまたとない機会と気持ちを切り替えてハピータウンに自転車を停めて会場まで歩いた。


ばら祭シャトルバス(臨時便)乗り場ではプラカードを持った誘導員のおっちゃんが頑張っていた。JR福山駅まで160円なら安い。会場入り口で東京ディズニーリゾートのパンフレットを受け取りばらのステージへ辿り着いた。大音量の曲に合わせて少女が見事に踊っていた。


晴れていたら私はくわいラーメンを食べるつもりだったが、今回は断念した。靴がビーチサンダルのようになって食欲は消え失せていたのである。


気恥ずかしいような台詞が書かれた幟の先にレールが見えた。ミニSL乗り場に行ってみると運転を見送っている状況であった。残念がる私にシギヤの技術者は「これは海外製です。当社は鞆鉄のらっきょ列車を復元してますが、今回は持ってきてないんですよ。あれは調整が難しくて…」と語った。


彼に「来年の祭は是非ともらっきょ列車でお願いします」と頼み会場を急ぎ足で出た。ココローズの盛況ぶりを確認しているとミスタードーナツの売り子が声を掛けてきた。

買う気のない私は片手をゆっくりと振り正午前家路に着いた。雨の勢いは一向に衰えず水を吸った衣服がやけに重たく感じた。


小雨の中、福山市中心部に設けられた10ヶ所のポイントを回りクイズに答えてスタンプを押してもらった。冒頭の画像は天下橋跡(きたはま通り)である。

各ポイントでは参加者に折りバラをプレゼントしていた。作者の一言がバラの裏にさり気なく貼られている。

全てスタンプが集まると最終ポイントで住所氏名などを記入して投票箱に入れるシステム。抽選で掃除機などが当たる。


霞町の中央公園のステージに大勢の人が集まって司会者の話を聞いていたが、私には何のことやらさっぱり分からなかった。

雨は止むどころか次第に激しくなってきた。私が珍しいことをすると天気は荒れる。ばら祭に参加するのは実に30年ぶりであった。


元町で大道芸を少し見物して元町一番街に出た。串カツの店が最近出来たようだ。この辺りは居酒屋激戦区で入れ替わりが早いのである。

雨を避けるためJOY船町へ移動。昔懐かしの映画ポスター周辺には年配の方が集まり無言で見入っていた。やっぱり勝さんはカッコいい(笑)



ふなまちALWAYS写真館(展示)が郷土史を研究する者にとっては非常にありがたい。昭和初期の市街地図の右下に配置されたタイトル「新町裏」が北浜から見た新町遊廓だ。(麻生の北側の)入江はその後埋め立てられて道路となった。

また臓物煮込みで有名な店の近くで街角合唱祭なるものが催されており、ポール・マッカートニー作「オブラディ・オブラダ」の明るいコーラスが商店街に響き渡っていた。



各ポイントでは参加者に折りバラをプレゼントしていた。作者の一言がバラの裏にさり気なく貼られている。

全てスタンプが集まると最終ポイントで住所氏名などを記入して投票箱に入れるシステム。抽選で掃除機などが当たる。


霞町の中央公園のステージに大勢の人が集まって司会者の話を聞いていたが、私には何のことやらさっぱり分からなかった。

雨は止むどころか次第に激しくなってきた。私が珍しいことをすると天気は荒れる。ばら祭に参加するのは実に30年ぶりであった。


元町で大道芸を少し見物して元町一番街に出た。串カツの店が最近出来たようだ。この辺りは居酒屋激戦区で入れ替わりが早いのである。

雨を避けるためJOY船町へ移動。昔懐かしの映画ポスター周辺には年配の方が集まり無言で見入っていた。やっぱり勝さんはカッコいい(笑)



ふなまちALWAYS写真館(展示)が郷土史を研究する者にとっては非常にありがたい。昭和初期の市街地図の右下に配置されたタイトル「新町裏」が北浜から見た新町遊廓だ。(麻生の北側の)入江はその後埋め立てられて道路となった。

また臓物煮込みで有名な店の近くで街角合唱祭なるものが催されており、ポール・マッカートニー作「オブラディ・オブラダ」の明るいコーラスが商店街に響き渡っていた。


