(写真:南阿蘇鉄道)
冒頭のこのコーナーは鉄道写真シリーズになりつつあるw
小さな真っ赤なレールバスが、カルデラの中をトコトコと走っておりました。
背後のアーチ橋は、R325高森峠でしょう。山の向こうは、神話の里高千穂。
●鉄輪の夕暮れ
やまなみ北部制圧を完了し、九重ICから帰途へ。
宿に帰ってからは、夕暮れの鉄輪をブラリブラリ。すじ湯、渋の湯、むし湯…100mも行かないうちに共同浴場が軒を連ねる湯の街・鉄輪。軽自動車も通れない植木の置かれた細い路地は曲がりくねり、夕暮れに打ち水を取る旅館の爺さん婆さんの前を、野良猫がゆっくりと歩いている。無料の共同浴場「熱の湯」の前では、お湯にあぶれた野良一匹、夕暮れの街でふて腐れておりましたw
●別府を後に
二晩泊まって6,600円の陽光荘を後に別府の街を離れる。四日後にはまたここに戻ってくるのだが、しばしお別れ。今日も天気だけはいい。朝割タイムに別府ICから大分道。高崎山の下をトンネルで貫いて、大分光吉ICで下車。昨日は北部からの進入だったが、今度は東部からR442経由でくじゅう高原へ。
●阿蘇へ
1.ぐるっとくじゅう周遊道路@大分県久住町~熊本県南小国町(大分r669)
くじゅう高原をのんびり走れる観光用ルート。晴れ上がったくじゅう高原を実によく満喫出来る道だ。まだ部分開通のようで道は新旧取り混ぜ。広くなったり、牧草地の中の農道然としたりで、田舎特有の隠れキャラwである脇道から出て来る軽トラ(サンバー)には要注意だが、自分にはやまなみよりも気持ち良かった道。くじゅう連山の上の青空の向こうから湧き立つ白雲。夏の午前中、車のいない道に愛車を放り捨てて、高原の空気を大きく吸い込む。ホント溶岩台地の上と言うのは余計な木が生えてないもんだから、見晴らしがよく広々としてていいねえ…
2.R442&やまなみハイウェイ交点@熊本県南小国町
この青看で言うと、昨日は右側から来て上方向へ抜けました。今日は下側からやって来て左側へ抜けて行く。変則的だが一応これでやまなみの完走を目指します。細かく言うと、この交差点の真ん中あたりは通ってないかもしれないw
3.大観峰(だいかんぽう)@熊本県阿蘇市
R442と分かれてからは、やまなみハイウェイはただ草原の中をひたすらに走る。一度熊本r45(菊地阿蘇線)へ逸れて、阿蘇の大展望を求め「大観峰(だいかんぽう)」を目指す事にする。もうこのあたりになると、正直大草原の景色はお腹一杯wで、新たな刺激が欲しかった所だが、この阿蘇の外輪山から一望する阿蘇の主峰五岳(左から根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳)は迫力ありましたなあ。カルデラの中のパッチワークのような田園風景もいい。
この写真が現在の私のデスクトップです。ですから写真も大きめですw
4.やまなみ、完走@熊本県阿蘇市
別府からお付き合いして来たやまなみハイウェイも、阿蘇市のJR豊肥本線宮地駅前で終了。お疲れ様でした。この写真が終点の風景ですが、特に変わった事はないですねえ。車は、いよいよ阿蘇へのマウンテンクライム。
5.阿蘇パノラマライン@熊本県阿蘇市
宮地駅前からしばしR57を走り、阿蘇山への登山道へ入る。俗称は「東登山道」、行政的には熊本r111阿蘇吉田線と言うらしい。またも溶岩台地の草原の中を山へ山へと詰めて行く道なので、風景的にはいい意味で変化に乏しい(笑)。我ながら贅沢な意見だな…だって昨日からこのかたこんな風景ばっかだもんなあ。周囲は牧草地帯と言う事で、豪快に牛が放牧されておりますが、真っ赤な車で走るのは危険ではないのだろうかw。アメリカンのバイクに跨った女性ライダーが私の車を追い越して行く。こう言う道ならば、暑くても鉄の馬も悪くはなかろう。
道は阿蘇の山腹をぐんぐんと上がって行く。道の脇の駐車スペースから改めて先程訪問した大観峰付近を逆サイから。カルデラを形成する外輪山の形がよく分かるねえ。阿蘇のカルデラは、南北25キロメートル、東西18キロメートルの大きな楕円形をしているそうな。箱根のカルデラより全然でっかい。カルデラ内の全ての水は唯一外輪山の輪が切れる菊陽町立野地区から不知火海に注いでいるそうで。
6.阿蘇の草千里が浜@熊本県阿蘇市
阿蘇と言えば草千里が浜。箱根で言えば大涌谷レベルの有名観光地でございます。
♪はるか~そうげんを~ ひとつかみの雲が~
母を訪ねて草千里w
ちなみに森高千里も熊本産。
1R限定のスタート一撃が持ち味だった岸川千里は元気かな。
マルコの悲しい旅を切々と歌ったあのメロディーには及びも付かず、底抜けに明るい南国の太陽が照らす草千里が浜。暑さでやる気を失った馬が、馬喰(あ、これって言っちゃいけないんだっけ)に曳かれてガキをカップルを乗せてイヤイヤながらに草原を一周させられている動物虐待風景も実にすがすがしいですな。
何でそんなに毒付いているかと言われれば、非常に韓国人観光客がうるさいからなんですねえw。雰囲気台無し。しかもなんかテコンドーの道場の団体みたいで声がでけえでけえ(笑)。「スンマンハルニダイギョライワ!!」とか「パクチャンホ!」とか(私の脳内訳:「サクライギョラは駄馬だったね」「そうだったね」)とか良くわかんねえけど叫びまくっちゃってお前ら…韓国の関西人みたいな団体だった。
とにかく煩いので草千里の奥に逃げる。
喧騒を離れると、「草千里」と言う言葉がよく分かる。
千里の青空は、万里まで続くような…。そんな空の色でした。
この後は阿蘇盆地の南側へ降り、南阿蘇鉄道とか見学しながらぼちぼち走って行ったのですが、長くなったのでいったん続く。
冒頭のこのコーナーは鉄道写真シリーズになりつつあるw
小さな真っ赤なレールバスが、カルデラの中をトコトコと走っておりました。
背後のアーチ橋は、R325高森峠でしょう。山の向こうは、神話の里高千穂。
●鉄輪の夕暮れ
やまなみ北部制圧を完了し、九重ICから帰途へ。
宿に帰ってからは、夕暮れの鉄輪をブラリブラリ。すじ湯、渋の湯、むし湯…100mも行かないうちに共同浴場が軒を連ねる湯の街・鉄輪。軽自動車も通れない植木の置かれた細い路地は曲がりくねり、夕暮れに打ち水を取る旅館の爺さん婆さんの前を、野良猫がゆっくりと歩いている。無料の共同浴場「熱の湯」の前では、お湯にあぶれた野良一匹、夕暮れの街でふて腐れておりましたw
●別府を後に
二晩泊まって6,600円の陽光荘を後に別府の街を離れる。四日後にはまたここに戻ってくるのだが、しばしお別れ。今日も天気だけはいい。朝割タイムに別府ICから大分道。高崎山の下をトンネルで貫いて、大分光吉ICで下車。昨日は北部からの進入だったが、今度は東部からR442経由でくじゅう高原へ。
●阿蘇へ
1.ぐるっとくじゅう周遊道路@大分県久住町~熊本県南小国町(大分r669)
くじゅう高原をのんびり走れる観光用ルート。晴れ上がったくじゅう高原を実によく満喫出来る道だ。まだ部分開通のようで道は新旧取り混ぜ。広くなったり、牧草地の中の農道然としたりで、田舎特有の隠れキャラwである脇道から出て来る軽トラ(サンバー)には要注意だが、自分にはやまなみよりも気持ち良かった道。くじゅう連山の上の青空の向こうから湧き立つ白雲。夏の午前中、車のいない道に愛車を放り捨てて、高原の空気を大きく吸い込む。ホント溶岩台地の上と言うのは余計な木が生えてないもんだから、見晴らしがよく広々としてていいねえ…
2.R442&やまなみハイウェイ交点@熊本県南小国町
この青看で言うと、昨日は右側から来て上方向へ抜けました。今日は下側からやって来て左側へ抜けて行く。変則的だが一応これでやまなみの完走を目指します。細かく言うと、この交差点の真ん中あたりは通ってないかもしれないw
3.大観峰(だいかんぽう)@熊本県阿蘇市
R442と分かれてからは、やまなみハイウェイはただ草原の中をひたすらに走る。一度熊本r45(菊地阿蘇線)へ逸れて、阿蘇の大展望を求め「大観峰(だいかんぽう)」を目指す事にする。もうこのあたりになると、正直大草原の景色はお腹一杯wで、新たな刺激が欲しかった所だが、この阿蘇の外輪山から一望する阿蘇の主峰五岳(左から根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳)は迫力ありましたなあ。カルデラの中のパッチワークのような田園風景もいい。
この写真が現在の私のデスクトップです。ですから写真も大きめですw
4.やまなみ、完走@熊本県阿蘇市
別府からお付き合いして来たやまなみハイウェイも、阿蘇市のJR豊肥本線宮地駅前で終了。お疲れ様でした。この写真が終点の風景ですが、特に変わった事はないですねえ。車は、いよいよ阿蘇へのマウンテンクライム。
5.阿蘇パノラマライン@熊本県阿蘇市
宮地駅前からしばしR57を走り、阿蘇山への登山道へ入る。俗称は「東登山道」、行政的には熊本r111阿蘇吉田線と言うらしい。またも溶岩台地の草原の中を山へ山へと詰めて行く道なので、風景的にはいい意味で変化に乏しい(笑)。我ながら贅沢な意見だな…だって昨日からこのかたこんな風景ばっかだもんなあ。周囲は牧草地帯と言う事で、豪快に牛が放牧されておりますが、真っ赤な車で走るのは危険ではないのだろうかw。アメリカンのバイクに跨った女性ライダーが私の車を追い越して行く。こう言う道ならば、暑くても鉄の馬も悪くはなかろう。
道は阿蘇の山腹をぐんぐんと上がって行く。道の脇の駐車スペースから改めて先程訪問した大観峰付近を逆サイから。カルデラを形成する外輪山の形がよく分かるねえ。阿蘇のカルデラは、南北25キロメートル、東西18キロメートルの大きな楕円形をしているそうな。箱根のカルデラより全然でっかい。カルデラ内の全ての水は唯一外輪山の輪が切れる菊陽町立野地区から不知火海に注いでいるそうで。
6.阿蘇の草千里が浜@熊本県阿蘇市
阿蘇と言えば草千里が浜。箱根で言えば大涌谷レベルの有名観光地でございます。
♪はるか~そうげんを~ ひとつかみの雲が~
母を訪ねて草千里w
ちなみに森高千里も熊本産。
1R限定のスタート一撃が持ち味だった岸川千里は元気かな。
マルコの悲しい旅を切々と歌ったあのメロディーには及びも付かず、底抜けに明るい南国の太陽が照らす草千里が浜。暑さでやる気を失った馬が、馬喰(あ、これって言っちゃいけないんだっけ)に曳かれてガキをカップルを乗せてイヤイヤながらに草原を一周させられている動物虐待風景も実にすがすがしいですな。
何でそんなに毒付いているかと言われれば、非常に韓国人観光客がうるさいからなんですねえw。雰囲気台無し。しかもなんかテコンドーの道場の団体みたいで声がでけえでけえ(笑)。「スンマンハルニダイギョライワ!!」とか「パクチャンホ!」とか(私の脳内訳:「サクライギョラは駄馬だったね」「そうだったね」)とか良くわかんねえけど叫びまくっちゃってお前ら…韓国の関西人みたいな団体だった。
とにかく煩いので草千里の奥に逃げる。
喧騒を離れると、「草千里」と言う言葉がよく分かる。
千里の青空は、万里まで続くような…。そんな空の色でした。
この後は阿蘇盆地の南側へ降り、南阿蘇鉄道とか見学しながらぼちぼち走って行ったのですが、長くなったのでいったん続く。