青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

九州サマードライブレポ ファイナル

2006年09月14日 22時42分15秒 | 日常
(写真:さんふらわあ こばると)

別府~大阪南港を直行便は11時間30分で結ぶ。
瀬戸内海を航行するので揺れも少なく、快適な船旅が過ごせました。
大阪と九州を結ぶ物流の動脈ともなっている様子で、トラッカーの運ちゃんも多かったなあ。船に乗った瞬間に缶ビールのフタ開けてたけど(笑)。

●再び別府
本当ならば大分市街まで海沿いに流していく予定であったのだが、そんなこんなでアクシデントのために予定変更を余儀なくされた。自業自得なので仕方ない。それにしても佐伯スバルの方々には改めて感謝である。予定変更とは言え、応急処置から復旧まで45分程度であったのだから。
佐伯市街からr45にて津久見へショートカット。津久見ICより東九州道にて別府へ。大分松岡PAで点検のために床下を覗き込んでみたが、オイル漏れはなし。日が傾いた高崎山をくぐって別府IC。大きく九州の南半分を一周して、またこの街に戻って来た。ここからは、フェリーで大阪までワープをするまさにオーロラコース。航走料金込みで23,200円だが、またあのクソつまらない山陽道を帰りに延々と走る事と、高速代やガス代、疲労度を考えればベターな選択だろう。ネットで20%割引を活用させていただきました。元値がデカイだけになかなかの割引率だと思う。

●さらば九州
別府観光港のフェリーターミナルで乗船手続きを済ませ、駐車場にて乗船待ち。周囲を大阪ナンバーと大分ナンバーに囲まれて、正直川崎ナンバーは浮いている(笑)。乗船待ちの間を見計らって、フェリーターミナルの土産売り場で会社用その他の土産を購入。自分用には…何も買わなかったなそういやw
まあ、やりたい事は全部この7日間でやり尽くしたので、それでいいだろう。

場内係員がハンドスピーカーにて乗船の案内を繰り返す。いよいよ乗船。九州の大地にお別れを言う時が来てしまったなと思うと、帰りの道程はここから長いのだけれど、やっぱりひとしおの満足感と寂しさが残る。車を船底の所定の位置に収め、階段を上がってデッキに出ると、夕暮れの別府の街が一望出来る。「東洋のナポリ」と言われる別府の街。まあ、自分はナポリがどんな街だか知らないが、「ナポリ行くカネがあったら別府に来て1週間くらいダラダラしてみたら」って感じだがね(笑)。
次第に暮れ行く別府の街、涼しさを増す海風。デッキの端で、親子連れが郷里のじーさんばーさんに飽きる事無く手を振っている。サヨナラの挨拶。自分には手を振る相手はいないが、そうさなあ…別府の街を見守る鶴見岳と由布岳に手を振っておこうか。そうなるとくじゅう高原にも阿蘇にも手を振らないと失礼か…そうなると霧島、鹿児島、開聞岳…ええいひっくるめて肥薩日豊の大地に手を振ろう。あ、そーだ、佐伯スバルの皆様にも手を振る事も忘れてはいけないね。

出航。

タラップが巻き上がる。
ボオオオオーと言う汽笛を予想していたのだが、意外に甲高い「ファーン」と言うような汽笛が別府湾にこだまする。重低音のエンジンは唸りを上げて、ゆっくりと港を離れて行く。別府タワーが煌々と輝く。海から見る別府の夜景と言うのもまた素晴らしい。黒煙を上げて凪の海を走り出すさんふらわあこばると号。

湯の街の 灯り遥かに遠ざかり 肥薩日豊 全て忘れじ

別れ難く、忘れ難く。そんな思いで、遠く遠くなるまで別府の街を目に焼き付けました。

●フェリー快適
さんふらわあこばると号では最下級の2等ザコ寝でも良かったんだろうが、より快適な安眠を求めて2等寝台にしてみた。寝台特急のB寝台そのまんま想像して頂ければ、と言う感じで、セパレートになった部屋に左右上下計4段の寝台が付いている。船内は「動くホテル」と言うほど高級でもないが、「動く健康ランド」と言う程度の快適さはある。居酒屋兼レストラン、ゲーセン、お土産売り場、大浴場、キッズルーム、大広間にテレビ…
とりあえずレストランで九州ファイナルを祝い生ビール。まあ、周辺では大阪弁丸出しのオッサンどもが酒の力を借りて公害とも思える音で大宴会をかましているので非常に騒々しく、しみじみしているスキも何もないのだがw
する事もないので大広間で阪神巨人戦。久保田炎上。つか、去年も夏の一週間休みで久保田炎上を確認したような気が(笑)。あれは八幡平、ここは周防灘。場所は変われど、久保田変わらず。つか、久保田が憎くて打たれて欲しいと常に願っている香具師は、私に旅行代金をよこしなさいw

風呂に入るとどっと疲れが押し寄せて、ベッドに潜り込むとまどろんだ記憶もない程速攻で深く深く爆睡。起きたら神戸沖でした。あーあ、よく寝た。

●家に帰るまでがドライブです
既に一回やらかしている自分が言えた義理はないのだがw
定刻の朝6:30に大阪南港到着。こっから後はひたすら帰るのみ。違法駐車をすると怒られる住之江通りから長居を抜けて、長原IC~香芝SA~天理IC~名阪国道~関IC~ハギー家~R23~みえ川越IC~刈谷JCT~東名~横浜町田ICと途中の鈴鹿の給水ポイント(笑)を除けばほぼ一息で走り切った。つか、長旅し過ぎて感覚が麻痺ってしまったのか、東名の浜松あたりで「ああ~、やっと帰って来たなあ」なんて安堵の溜息を漏らしてしまったのは内緒w
帰宅は夕方5時前くらいだったろうか。

ファイナルと言ったものの…
どうも締めとしてキレが悪いので、総まとめとしてもう一回続く。
コメント
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