教育的指導

私があまり書かない職場の話。

さすがに働いてから十何年も経ちますので、私にも部下と言う者がおります。
まあ、部下ですから指導してやんないといけないのですが、人によれば相当に私は優しいらしいのですよ（笑）。

で、私が部下に優しいというのは、本当に慈愛の心があって優しいのか？と聞かれたら決してそうでもないんですよね。
組織ですから、書類にしたって企画にしたって起案した人から始まって、そっから上の人に行って、で偉い人へ偉い人へと登って行く訳です。これはどこの職場でもそうですね。ほんな訳でまず部下の書類は私の所に来るんですが、もうこれがこんなズボラな私が見ても「意味わかんねえよ！」と言うレベルで回ってくる場合がほとんどなのです（笑）。もうね、文章の「て・に・お・は」とかから始まって国語の授業レベルから再構築していかないといけないと。はっきり言ってみんな自分なんかよりよっぽどいい大学出てると思うんだけどなあ。
んで、普通の人だったら「こんなもん回せるかバカ！」くらい言って書類投げ返しちゃえば済むのですけれど、私の場合もう投げ返すのすら面倒臭いので自分で直して加工してしまうのですよ。それで出来上がった書類を上座に上げつつ説明して、ともかく仕事のスピードを上げてしまう訳です。
そんな辺りが人に言わせると「優しい」んだそうです。

これはもう考え方の違いなんでしょうねえ。
結局投げ返したってまた不完全な書類がブーメランになって来るなら、先に進めちゃって結論出したほうが効率的だと。
結局それをやっちゃうと下は何にも覚えないだろうという意見はごもっともなんだけど、じゃあ何度もダメ出しして苦労して泣きながら書類作らせればいいのだろうか？なんかそれって６時間目まで大根サラダが食えなくて残されてる子みたいで見ているほうがまだるっこしいｗ

そもそもなんか自分より下の連中ってアドリブ利かないんですよね（笑）。
例えばこんな数字が並んでいたとする。

１・３・（　）・７・９

普通に考えたら（　）の中には「５」って入れると思うんだが、そこが空欄であることにつまづいて書類が進まないｗ
あと、別に何書いておいても…例えて言うなら自分の親の名前でも書いておけば済むようなどうでもいい場所にやったら拘って時間を無駄に消化するところとかさあ。まあ要するにかったるいんだよなｗんでさあ、怒るのもエネルギー要る事じゃないですか？そんな怒りをぶつけるんだったら自分でサカサカ書類動かしたほうがよっぽど前向きだよね。

「オメー、まったこんな書類作りやがってよぅ、直して回しといたからよく見とけよ！？」
「あざーすｗｗｗ」または「サーセンｗｗｗ」

これでは部下は…
育たないかもしれんｗ