(画像:菜の花列車がやって来た)
先週の予告通りに昨日は毎年恒例のミッションを遂行して来ました。
風は冷たいながら、天気の良い春の房総内陸部。
廃止の危機に立たされるいすみ鉄道も、この時期は菜の花の賑わい。
普段は人影少ない里山のローカル駅に、そぞろ歩きの観光客。
沿線では、春の日差しに咲き始めた桜もちらほら。
香りにむせながら、上総中川駅近くの菜の花築堤を下からアオってみた。
午前中の青空の澄んだ感じと黄色のコントラストが素晴らしいね。
のどかに走る列車を映しながら、水田には早くも水が入って田植えの下準備。
「水ぬるむ春」なんて言うけれど、水を吸った田の土の色もまろやかな感じ。
そんな「春」の緩い感じの中を、のんびりとレールバスが走る。
特に西畑駅から上総中野駅にかけてのカーブは見事なもんです。
リアル菜の花弁当だよね。
茶色いレールが肉そぼろ、菜の花畑が卵のそぼろ。
どこもかしこも沿線は黄色く染められていて、逆に菜の花を外した構図が欲しくなるくらい。
風に揺れて咲く菜の花は、春を語るいすみの風物詩でもあり、千葉県の花です。