(夏空へ羽ばたいて@新宿~南新宿間)
小田急グループの新宿の顔、センチュリーサザンタワーを大きく仰いで、真夏の空の下へ飛び出して行くLSE。デビューから38年、おそらく新宿の駅の形も相当に変わったものと思われます。まあアレよね、LSEが見て来た小田急の風景って、年齢的にもだいたいモノゴコロ着いたころからの自分の小田急の記憶とそう変わらないはずなんですよ。LSEがデビューした頃の新宿駅ってどんな感じだったっけなあ。少なくともサザンタワーはなかったので、この新宿1号踏切からの景色はだいぶ違っていた。昔はホーム出たらすぐ外だったから、地下ホームとの分岐なんかも車窓から良く見えたもんな。
制限35km/hの急カーブである新宿の大カーブを、ゆっくりと糸を引きながら回って行くLSE。車内では、この辺りから車掌氏の放送が入り始める頃か。山野ホール前にある新宿2号踏切では、大勢のファンがLSEの最後の日々にカメラを向けていました。神奈川県の県央地域にいると、どうしても自然の風景を求めて相模川以西で撮ってしまいがちだけれども、颯爽と都会を走るLSEの姿と言うのもいいものです。
指折り過ぎゆく日々を数えていたら、あっという間に来週がLSE最後の週末となってしまった。
悔いのないように、花道を見届けたいと思います。