青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

夏燦々

2018年07月18日 17時58分23秒 | 大井川鐵道

(七曲りを行く@地名~塩郷間)

大井川の中流部が大きく蛇行する通称「鵜山の七曲り」。暴れ川である大井川が削り取った、大きく広い河原の横をEL急行が行く。病的な猛暑と言っても差し支えないほどの暑さの中、非冷房の旧型客車に揺られる旅はいかがなものだろうか。小窓の続くスハフ43の側面はもちろん全開、川風に涼を求めるにしてもさすがに堪えたのではないかと思われます。


駿河徳山の駅で普通列車と交換待ちのため小休止。交換シーンを撮影しようと乗客のマニアが下車してホームは大きな賑わいを見せます。惜しむらくは進行方向のパンタグラフを上げて欲しいのですけど、行きも帰りもパンタは後ろ側&片パンです。SLの補機で入る場合も使用するのはだいたい進行方向と逆側の片パンなので、何か理由があるのかもしれないけど。


交換列車の近鉄16000系が進入して来ました。最近は南海ズームカー21000系に南海当時の丸型円盤の「急」マークとか付けたりして人気ですけど、日中の普通列車は近鉄2編成だけでしたね。前照灯に光が入って、EL急行が発車のスタンバイ。乗務員氏がホームの乗客を車内に戻るよう案内します。


さあ、ラストスパート。発条転轍機をガチャンと押して、夏燦々とした光の下を、E34牽引の急行列車が終着駅の千頭へ向かいます。
コメント (1)
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