(乗務員交替@武川駅)
青いナッパ服にいわゆるドカジャンを着込み、運転台へ乗り込んで行く機関士氏。秩父鉄道の鉱石列車は、影森・武州原谷~三ヶ尻間を運行しておりますが、乗務員の交替などは武川駅での停車中に行われています。現在一日に上下で9往復の貨物のダイヤが組まれている訳ですけど、乗務員の交番とかどんな行路で行われているのだろう。秩父の貨物は距離以上に退避が多くて時間がかかるので、運転台と言う持ち場を離れられない機関士の仕業はそれなりに重労働なのではなかろうか。年季の入ったカマだけに、冬は寒いし夏は暑いしでしょうからね。
武川で発車を待つ7204レ。三輪で積み込んだ大量の石灰石は、これより熊谷市の三ヶ尻にある太平洋セメント熊谷工場に運び込まれ、セメントに加工されます。以前はセメント製品の積み出しも貨物列車でやっておったのですが、自分が秩父に通うようになるほんの少し前にセメント輸送はトラックに切り替えられて終了。今思えば、もう少し早く秩父鉄道の魅力に気付いていれば、タキ1900のセメント貨物も撮影出来たんだがなあ・・・と後悔しきり。この趣味はとかく後悔と反省の繰り返しが波のように訪れるもの。それはカルマと割り切るしかないのかもしれない。
重々しいツリカケサウンドを響かせ、武川の3番線から1,000トン貨物を牽き出して行くデキ105。正面がちに向いたところでワンショット。秩父のデッキ付きのカマは、車体前面下部に付いたプレートの車番をきれいに抜けるとなんか嬉しいよね。
三ヶ尻線の本線へ入ったところでもうワンショット。武川発車は、もっと先の三ヶ尻寄りのストレートで狙ってる人が多いんですが、自分はここの角度が気に入っております。ヲキの側面を残しつつS字っぽく仕上げるのが好き。それにしてもデキ105、光の当て加減で結構色味の変わるカマ。逆光すぎれば黒潰れるし、トップライトだとぶどう色っぽく見えるし、順光過ぎればかえってのっぺりとして面白くないし。こんな感じでサイドからやや半逆光気味だと、イイ感じのチョコレート色が出て来る感じです。
一日遅れましたが、デキ105で、ハッピーバレンタイン。
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