(豊穣の大地@西燕~吉田間)
関東ほどではなかったものの、この日の越後も空気中の水分を絞りたくなるほどの蒸し暑さであった。水蒸気で白く霞んだ空の下、用水路の水を吸い込みながらすくすくと伸びる稲穂が、実りの秋を目指してまっしぐら。澱んだ空気の中で農道の踏切が鳴ると、東三条で折り返してきたN36+N37編成が稲穂の上を滑るように走って来ました。
この日撮影した中では、一番光が来てたような気がする一枚。薄晴れの中、霊峰弥彦を仰ぎ見つつ、吉田に向けて快走する新旧新潟色コンビ。稲田を渡る熱風が、穂波を揺らします。
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