(美しき大屋根の下で@叡山電鉄本線・八瀬比叡山口駅)
10月。少し涼しくなってきた体育の日の三連休、新横浜からひかり533号に乗って京都へ向かった。目指すは洛北の小私鉄、鞍馬へ向かう叡山電車に乗って来ました。京都・・・というといつ行っても外国人ばっかで混雑してて、自分みたいなタイプには縁がないと思っていたのだけど、ホント外国人多いっすね。京都。さすがに街中じゃなくて行き先が鞍馬寺だったから、そこまでの混雑ではなかったですが。特に貴船・鞍馬なんかは紅葉の名所だから、1か月季節が後ずれしていたら凄まじい混雑だったであろう。そうそう、叡電(嵐電)って江ノ電とコラボしてるけど、歴史ある古都を走るというバックグラウンド、観光需要と通勤通学需要が混在する需要動態、これ以上増やせない輸送力、広げられないターミナル、そして悩まされるオーバーツーリズム・・・と抱えている問題や潜在的な課題がほぼ同じなんですよね。鞍馬まで電車に乗って、そっからケーブルカーに乗って鞍馬寺まで参拝に行ったのだけど、鞍馬寺の本堂は改装工事中だった。夏の大宰府もなんか本殿が長期大規模改修中だったんだよなあ。旅先の神社仏閣にお参りする機会は多いのだけれど、この手の「改修工事中」にとにかくぶち当たるのが私の旅人生である。なんだかなあ。
何とも締まらない鞍馬寺への参拝を終えて、宝ヶ池の駅から八瀬へ向かうデオに乗ってやってきた八瀬比叡山口の駅。とにかく、この駅を覆う大屋根の美しさよ、リベット打ちで組み上げられた鉄骨の緻密さよ。自分は、普通の人に比べたらそこそこの数の駅舎を見て来たつもりはあるが、見惚れてしまう造形美である。15分ごとに折り返していく鮮やかな叡山の単車を眺めながら、心地よい鑑賞会の時間を過ごしたのでありました。
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