(散居の風景@岩峅寺~横江間)
富山の農村風景と言えば、屋敷森に囲まれた農家が水田の中に点在する「散居」の風景が有名ですが、散居というのはどっちかと言えば富山平野じゃなくて西側の砺波平野、それこそ城端線の沿線の方が本場だったりする。それでも地鉄の立山線とか上滝線の開発から先辺りだと、当地で「カイニョ」と呼ばれる屋敷森を抱えた農家が点在する散居の風景を見る事が出来ます。農道に続く踏切と、大きな屋敷森に囲まれた農家と、人の気配のない作業小屋。何となく地に足のついたような富山っぽい風景に思わず足を止めて一枚。
瑞々しく水を湛えた田園地帯に現れたレッドアロー。皐月から水無月へ向かう季節、時ならぬ強い風に揺らめく水面に水鏡は早々に諦め、初代「鉄仮面」らしい昭和40年代テイストの武骨な表情を柔らかな富山の風景に合わせてみました。今回は水入れから田植え終わりの田園風景が美しくて、立山線沿線ばかりを攻めてしまったのだけど、次回は黒部方面も行っておきたいですね。地鉄は営業エリアが広すぎて、緻密に撮るとなるとやはり一日では足らないんだよなあ。
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