青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

鉄のパイプライン

2016年03月10日 23時33分15秒 | JR(貨物)

(青空の鶴見川@3075レ)

前回、新鶴見でロクヨンを眺めた時があんまり天気が良くなかったもんで、次の休みにもう一回ロクヨンを愛でに出掛けてきました。しかし家族全員で鶴見川の鉄橋までロクヨンを見に行くとは何たる伊達と酔狂…(笑)。まあヨメさん曰く「天気のいい日に暴れまわる下の子と家で取り残される身にもなってみろ!(意訳)」と言う事なので仕方ない。東海道貨物線を下る列車のアングルでは有名ポイントの鶴見川ですが、現在護岸の工事で定番の立ち位置には入れず。面のみ光の側面潰れで妥協するのでありますが、まずは明るい青空の中を名古屋に向かって行く3075レ。


お次は8584レ。カマ番まで調べて出掛けるタイプではないのだが、どっかで原色機に当たらないかなあとは思っている。冬季限定の根岸への臨時便だから、3月半ばくらいで今シーズンの運行はなくなっちゃうかも。苦肉の立ち位置なんで側面は光が回りませんけど、タキは形状から逆光側からでも光が回るのでまだ絵作りがしやすいかな。


8584レは5692レで根岸から戻って来るので、みなとみらいのマリノスタウン脇で改めて。もうちょっと港ヨコハマの雰囲気を入れて撮ろうと思いましたんですが、この時期ビル影が長くて構図がまとまり切らんかった…。高島町のトンネルを抜けて水際線のプロムナードを緩やかに立ち上がってくるロクヨン&タキ。反逆光でブロワのルーバーの質感が浮き出てくる感じがいいですね。


東高島の20分停車で追い抜いて、千若町の橋へ。コットンハーバーの高層マンション群と、古い倉庫街のコントラスト。線路際の樹木がもうちっと剪定されてれば言うことはないんだけど、運河の船溜まりに浮かぶ小船がいい小道具になって、いかにも高島線らしい風景。高島線界隈でも好きな場所です。


重々しいブロワー音を響かせて、粛々と進むロクヨン貨物は威風堂々。たまにしかこの道を通らないドライバーにしてみたら、踏切が開いている時間が長くて、普段は何のための線路なんだか分からない人も多いんだろうね。日本最大級の製油所である日鉱日石エネルギー根岸製油所から、内陸部に燃料を届ける重要な鉄のパイプライン。それが現在の高島線の役割でもあります。
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