青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

早く起きた朝は

2009年07月20日 22時39分44秒 | 日常

(画像:黎明@八ヶ岳PA)

午前三時に家を出て、中央道をひと走り。
八ヶ岳PAで夜明けを迎えた。
日の出前の、ほんの刹那の時間に空が作る色。
妖艶なるその色、朧な三日月を添えて。

んで、どこまで行ったかって~と…

まあ衆院の解散総選挙も近い事ですし…
って、こっちはアレのナニがあるその町じゃないっすよw

信州長野は戸隠に行って来ました。
天気が良すぎて、すっかり日焼けしてしまったよ。
詳細は追って。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

F持ちの夏休み

2009年07月19日 23時01分39秒 | 日常

(画像:丹沢に沈む夕焼け@我が家)

関東も梅雨明けはしたらしいが、なんともグズグズした三連休。
梅雨明けのコール、ちょっとフライングじゃねーの>気象庁
ようやく夕方になって夏の太陽を拝む始末。

世間一般では夏休みに突入、社会人でもそろそろ夏休みの日程が気になるところ。
しかし、職場で夏休みの予定を決める→転勤になる→予定リセットのコンボが2年連続となってしまいどうにもならん。
今年も10月以降の夏休みになりそうだが。

明日は、出掛けよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーフードバトラー

2009年07月18日 22時08分08秒 | 日常

(画像:横須賀長井の「あらさき亭」)

ちょいと身内で色々と節目になる事もあり…
このたび晴れて嫁さんが円満退社と相成りまして。
これまでの労をねぎらうと言う事で「何が食いたいの」と聞けば、ここがいいと。

♪サヨナラって夏の海に夕陽が言う~
自宅から藤沢へ出て、R134で三浦半島まで。
バックミラーに映る江の島を撮ろうと思ったが、渋滞の車しか写らなかったぜw

ここは横須賀は長井の奥にある、漆山と言う小さな漁港の片隅にあるお店。
潮臭い漁具の並んだ雑多な漁港には似合わない、南欧風のこじゃれた外観。
何度か通ってますが、結構知ってる人は知ってる人気の店みたいです。
ま、三浦半島と言っても相模湾側はなかなか不便ですが…

おしながき。
但し、「お魚のコース」としか書いてないからおしながきとは言えないのかもしれんw
基本的に値段が決まっているだけでお任せになるんでねえ。
何が出るかはその時のお楽しみ。

 

まずは生シラスとかま揚げシラスで。
ビールが飲めないのが残念なんですが…(笑)。
湘南の地場産品として有名ですね。
生シラスはちょっとほろ苦くまったりとしててとても美味しいもの。

お次はサザエのつぼ焼き。
人によってはサザエの先っぽの黒いところが苦手らしいが、そこが磯くさくてうめーんじゃねーかと。
地元の素潜りの年配の漁師さんがこう言うのを上げて来るらしい。
三浦半島でもこんな大サザエが取れるんだねえ。

シラスをつまみ、サザエをほじくっているとお次はカニです。
荒崎ガニともイバラガニとも言われる、あまりお見かけしないカニ。
大島とか小田原の沖の水深700m程度の深い場所に棲んでいるらしい。
カゴを沈めて取るらしいが、取れたり取れなかったりは運次第だそうだ。
イバラガニの名にふさわしくトゲが物凄いが、身が詰まって味が濃厚でうまいのよ。

カニをほじっていると続いてお造り攻めになる。
トップバッターは剣先イカ。
剣先なんて言うとサキイカとかスルメの酒のつまみってイメージなんすけど。
身は白くナタデココのような強い歯ごたえと甘みがあってうまい。

続いてキメジマグロとマダイの刺身が出て来た。
このあたりになると食うペースと出されるペースが合わなくなり、卓上は皿だらけ。
どこに手を付けていいか分からなくなって来るw
また、提供の際に店の奥さんの詳しい解説とウンチクがありますので、
ここでしっかりクロストークをするとさらに進みは遅くなりますw
キメジはキハダマグロの幼魚と言う事で、脂がそれほどなくさっぱりとしております。

この時点で早くもめかぶのお吸い物と大盛りご飯の投入を受ける(酒飲まなかったので出されたのでしょう)。
結構腹いっぱいになっているのだが、お次は焼き物のタチウオ。
これがまた絶妙の塩加減と脂の乗りで今日メイチの一品。
これはご飯に合いますな~。
骨が鋭くて気をつけなきゃいけないですがね。

卓上に広がる魚介類との格闘。
食べ切ってないカニをほじり、イカを醤油に付け、ご飯の上にシラスを撒いてみたり。
色々と食べ進めている最中にさらにもう一品。
これが巨大な25cmはあろうかと言う大カサゴの煮付けで、さすがに面喰らった。
頭ん中の電卓では2,000円以上は下らないのでは?と下世話な妄想が(笑)。
この大盤振る舞いっぷりがこの店の良さと言えるのだが。
白身の魚でお上品な味。煮魚好きとしては堪えられませんな。
すっげー腹いっぱいだけどw

嫁さんはさすがに限界が近付いている様子。
まあこの量では無理もないのだがw
そんな嫁を尻目に煮魚をテキパキと取り分け丁寧に食べていると、
「きれいに食べますねえ」と店の奥さんに褒められた。
昔から大した取り柄もない私ですが、「魚を食べるのは上手ねえ」と言われてましたからねw

もうさんざん食って口から魚が出るくらいになった後で、食後の寒天黒蜜。
涼やかな口当たりにミントの香り、甘い黒蜜でお茶をいただき締め。
料理8品デザート1品、これに大盛りご飯とめかぶの吸い物、大盛りのひじきの煮つけが付いて4,200円。
量はたっぷりでお腹も当然一杯になるのだが、料理自体は非常にシンプル。
刺身にしたり焼いたり煮たりで変にいじくってないのが良さですな。
家庭的と言えばそれまでだけど…
「地元で獲れた旬の魚の季節感」がこの店の大事なコンセプトなんでしょう。

もう何回か来ているので店の奥さんも我々の顔を覚えているようだ。
夜8時で看板になる店で、最後まで話し込んでしまった。
今週は風が強くて漁に出られる日が少なく、今朝やっと漁に出られたとの事。
魚が揃わなければメニューにも苦労してしまうので、運が良かったですねと笑っていた。

最近は、三浦半島界隈でも漁業に携わる人が減ったのと、魚資源自体が減少しているのが気がかりだそうだ。
「夫婦二人ですし、続けられてもあと10年くらいですかね~」なんて話もしていたが、
最後まで腹いっぱい、力の限り魚を食わせて下さいな。

ガッツリ魚が食いたい気分、そんな気分を満たすにはここに限る。
三浦半島は横須賀長井の「あらさき亭」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘れてた

2009年07月15日 20時43分47秒 | 日常
ふとした事で大事な事を思い出したのだが、不肖私めは借金をしておりました。
記憶では昨年の年末、本来であれば私が支払うべき飲み会の勘定…
まあさっさと言えばBOSK杯の負けの精算をグッピー氏に一任したまま、すっかり忘れておりましたw
ここに取り立てに来なかった氏のご厚情に感謝するとともに、重ねてお詫びを申し上げる次第でございますw

普通に返しに行ってはつまらないので、今度の三連休でも都合がつくならどっかドライブにでもお誘いしようかと思うのですが。
いかがなもんでしょか。
もう予定が埋まってるかもしれませんがね。

思えばお世話になった皆々様にも、結婚を機になかなかご無沙汰をしているところでもありまして申し訳なく。
一応元気でやっております。ハイ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水清く 流れて山の 瑞々し

2009年07月12日 21時26分48秒 | 日常

(画像:神奈川県の屋根を往く)

ハギーさんのブログではありませんがヘキサです。
昨晩は結構遠くまで出ようと意気込んで寝たんだが、起きたら普通に朝7時。
最近マジで起きられなくなって来たなあ…(笑)。
と言う訳で、近くでもあまり行った事のない場所を攻めてみました。



神奈川県道70号秦野清川線。
通称「ヤビツ峠」を通り、表丹沢と裏丹沢を結ぶ縦走ルート。
県内随一の山岳県道として有名なルート。
ヤビツ峠への上りは、R246の秦野市名古木交差点より始まります。
「名古木」と書いて「ながぬき」と読む、とっても難読な交差点です(笑)。

きついワインディングで九十九折れを登って行く道。
東京から近いせいか車は完全に脇役で、輪行者とライダーのメッカ。
結構なスピードでカーブの向こうから飛び出して来るロードレーサー(笑)。
まさにここはツール・ド・神奈川の舞台。

ヤビツ峠へのアプローチ途中にある展望スポット・菜の花台。
ちょっともっさりした梅雨らしい曇り空の下の秦野市街。
ここからは夜景がきれいなんすよねえ~。
免許取りたての頃、一人で夜中にひっそりとここまで来た事がある。
夜景はきれいだったが、それよりとにかくまぐわうカップルが多くて困りましたけどw
神奈川のそーゆースポットランキングでは湘南平と双璧だよな、ここ(笑)。
とりあえず眠たげな空ですが、無理やり繋げてパノラマ撮影。

麓から約30分でヤビツ峠。
 菜の花台と比べて、峠自体には全く眺望はありませんがよくある事。
標高も750m近くあり、山のさわやかな嵐気が気持ち良い。

 峠のサミットから若干北側に降りた場所にある「護摩屋敷の水」。
知る人ぞ知る神奈川の名水であります。
その人気たるや物凄く、水を汲みに来る人が絶えない。
ポリタンクを50~60個も持ち込み、2時間でも3時間でも水場を占拠する不届き者もいるらしいが…
横浜とか川崎の業者筋らしいですけどね。

峠を越えて下りに入ると、いわゆるここからが「裏ヤビツ」。
県内でも最上級の険道になりますね。
丹沢の山奥なんで冬なんかは雪も降るらしいが、一応主要県道なんでそう簡単に閉鎖にはしないみたいです。
まあ除雪もしないみたいだけどw
関東に雪が降ると、これ幸いとスタッドレスで裏ヤビツに突っ込むキ●ガイは結構いるらしい(笑)。
ハイキングシーズンの裏ヤビツは、離合箇所が少ない割には交通量が多い。
先陣を他県ナンバーの軽に委ねて番手を取っていたのだが、
その軽の運ちゃんが下手なのかタイミング悪いのかブラインドカーブの向こうで鉢合わせる事数回w
この手の道を都度経験している立場から言わせて戴ければ、
基本的に都会のような詰めるタイプの走りをする人はこの手の道に向かないっすね。
キープレフトで控え目に走っていると、対向車と自然と離合出来る場所ですれ違うものです。

裏ヤビツの雰囲気は、神奈川県内である事を忘れさせてくれる。
その深山幽谷ぶり、目視レベルでは紀伊半島の酷道とそう引けを取らない。
相模川の支流・中津川の源流部分が刻むV字谷。
丹沢って、こんなに山深かかったんだねえ。

裏ヤビツを抜けて宮ヶ瀬湖。
神奈川県では一番新しいダム湖であり、最大のダム湖。
湖畔の食堂で「けんちんすいとん汁」を食す。
ってかこのメニューを見てテンパイポンチン体操を思い出した私(笑)。
モチモチの小麦だんごが汁を吸って美味い。

 

宮ヶ瀬を抜けて、R413で津久井青根に到達し丹沢縦走完成。
裏丹沢の主峰・大室山が午後の日差しに映える。
自宅からたった80km程度の山岳コースだったが、ずいぶん時間がかかるものだ。
輝く道志川、もう山梨県はすぐそこである。

家に持って帰った護摩屋敷の水、実に質のいい軟水で、確かに飲むとするっとしたノド越し。
水に余韻があるって感じですか。
お茶とかコーヒーとか、モノの味をよく水に溶かし出すそうです。
早速ウチでもこの水で麦茶を作っております。

護摩屋敷の水に始まって、中津川、宮ヶ瀬湖、最後は道志川。
丹沢縦走の旅は、神奈川県の上水道を賄う大事な水源の旅でもありました。
締めは裏丹沢の小さな名瀑・エビラ沢の滝にて。
深緑の木々を絞ったような水が清く落ちる。

水清く 流れて山の 瑞々し

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする