(暑中お見舞い申し上げます@新金谷駅)
LSEが定期運用から外れ、フッと力が抜けたような感じにもなりがちでしたが、「三連休でしょ?」って事で子供に急かされて夏の大井川鐡道へ参戦して来ました。いつもだったら大井川くらいだいたい下道で行ってしまうのだけど、ちょっと早めに行きたかったので新東名で。新東名使うと家から新金谷まで2時間で行けるのな。
ちょっと早めに行った理由は、最近マニアの間で大人気となっている大井川のEL急行を撮影するため。本来はトーマスSLにあぶれた乗客の救済臨?的な意味合いで運用されている列車のようですが、西武EL&トラスト客車のスハフ43が2両という渋い組み合わせがマニア心をくすぐります。まずは牧之原台地の上から金谷に送り込まれるEL急行を。金谷駅は機回し線がありませんので、金谷~新金谷間だけは両端に機関車を付けたプッシュプルの編成になりますが、この日はE101が補機を務めました。やっぱ夏の俯瞰はヌケが悪いのと、焦げ茶のE101は露出難しい…
ちなみに本命カットがこの切り位置だったのだけど、線路脇の雑草が暴力的で中間の客車を隠してしまって大失敗(笑)。ローカル私鉄ではこの時期夏草には注意が必要ですなあ。雪壁と夏草の高さは撮り鉄の感覚を時に狂わせるポイズン(毒薬)、というのは結構この趣味のあるあるのような気もしますが。布袋か。
改めて下に降りて、定番の大代川で順光サイドの一枚を。少し開き目に風景を入れて、牧之原台地の斜面に広がるお茶畑を取り込んでみました。開け放たれたオハフ43の小窓から覗くお客さんの顔、顔、顔。EL急行は朝8時半に金谷を出発するので、東京を始発の新幹線(こだま631号)で出ても間に合いません。乗車するには結構ハードルの高い列車と思われるのですが、この人気はどうしたもんか(笑)。
隣で構えた子供のワンカット。大井川と言えばトーマスSL目当ての子供も、このEL急行に興味津々。そして手持ちでここまで撮れれば上等である(笑)。使わせてるのは自分のお古だけどD90の色味って好きなので、イメージセンサーの部分だけでも移植して今の本務機に移し替えたいなと思っているくらいだ。
居並ぶ鉄ちゃん同士、お互いに熱中症に気を付けてねという言葉も出るような朝から油照りの大代川。
滴る汗を拭いながら、各自各地へ戦線展開です。