tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

浜松市で、産業観光、鰻重、味噌饅頭を堪能!

2022年09月12日 | 観光にまつわるエトセトラ
観光のジャンルに「産業観光」がある。奈良市の周辺だと、高の原の大和ハウス工業総合技術研究所(奈良市左京6丁目6-2)と石橋信夫記念館(同)、木津川市の「福寿園CHA遊学パーク」などがそのための施設である。JTB総合研究所のHPには、

産業観光とは、その地域特有の産業に係るもの(工場、職人、製品など)、ならびに昔の工場跡や産業発祥の地などの産業遺構を観光資源とする旅行のこと。地域を支えている各種産業は、文化遺産や自然などと同じ特徴的な観光資源になる。


浜松市楽器博物館の外観

産業観光は、稼働している工場の一般開放やガイドの設置など、企業側の協力が不可欠であることから、行政と企業との連携が誘客活動成功のカギを握るといわれている。富岡製糸場や明治日本の産業革命遺産などの世界遺産を始め産業遺産を訪ねる旅行も盛んになっている。


楽器博物館入口に展示されていたミャンマーの打楽器群「サイン・ワイン」。トップ写真とも

日本120学会理事長・中村英勝さん(=トップ写真右)の運転とご案内で、浜松市で得がたい経験をした(2022.9.4)。浜松市は、静岡県で最大の都市である。政令指定都市であり、国際会議観光都市でもある。朝から、日本で唯一の公立の楽器博物館という「浜松市楽器博物館」(浜松市中区中央3丁目9−1)をご案内いただいた。同館のHPには、


楽器に触れることはできないが、動画などで音を聞くことができた

常設展 世界中から集められた1500点の資料を、地域別、種類別、年代別に展示しています。第1展示室にはアジアと日本の楽器、第2展示室にはオセアニアとアフリカ、アメリカ、ヨーロッパの楽器、第3展示室にはヨーロッパの鍵盤楽器、第4展示室には国産洋楽器と電子楽器を展示しています。第1展示室にはレファレンス・コーナーと玄関ホール、第2展示室にはコンサートなどに使う天空ホール、第4展示室には特別展スペースと自由に楽器や音具が演奏できる体験ルームがあります。




「さすが浜松は音楽の町ですね」と申し上げると、中村さんは「いえ、単なる楽器の町ですよ」と謙遜される。しかし私が着いた土曜日(9/3)は駅前で2つのコンサートが開催されていて、若者など多くの人で賑わっていたので、立派に音楽の町である。



次は「スズキ歴史館」(浜松市南区増楽町1301)。この日は日曜日だったが、開館していた(ここは要予約)。実は前日に東京から「ひかり」で浜松入りしたとき、JR浜松駅構内にこんな展示があったので、大いに期待していた。知人にスズキの「ハスラー」や「スペーシア ギア」に乗っている人がいて、以前から「いいデザインだな」と感心していた。


JR浜松駅構内の展示


ここからはスズキ歴史館の展示

スズキの歴史を動画で紹介していて、「もっと(車重を)軽くしろ!エンジン1個をなくす(ほど軽くする)つもりで」という声も聞かれた。徹底した軽量化で知られるスズキの面目躍如である。







最も興味深かったのが3Dシアターで、リアルに工場見学しているような錯覚を覚えた。これなら安全だし、理解が進む。写真に撮れなかったのが残念だ。





私のリクエストで、浜松城にもお連れいただいた。ここには徳川家康がいたことがある。もと曳馬城(ひくまじょう)と言い、家康が浜松城(濱松城)と改称し、城下町を整備した。


写真はどちらも天主門(復元)


天主は壁の塗り替え工事中で、シートが貼ってあった。石垣は野面(のづら)積み



お昼ご飯は、やはり鰻。浜松の老舗「かねりん鰻店」(浜松市西区入野町731)にお連れいただいた。ここは日本120学会副理事長のお2人(平野邦彦さん、大須賀優子さん)のご推薦だそうで、地元では超有名店だとか。「かねりん」とは珍しい店名だが、マークが「 ┒(カギ)」に「林」だったので、ご創業者は林さんとか林田さんだったのかも知れない。


うな重(上)4,550円のご飯大盛り+100円。ふんわりふっくらしてとても美味しい鰻だった!


前々日の鎌倉(つるや)の鰻より、ややこってり系だった

ああ、美味しかった、やはり浜松に来たら鰻をたべないと!さて、これから「ひかり」に乗って中村さんとお別れ、のつもりだったが、中村さんはわざわざ浜松名物・味噌饅頭を買ってくださった。玉華堂と春華堂、どちらも美味しくいただいたが、玉華堂のほうが味噌味が濃い気がした。







中村さん、ありがとうございました。奈良にお越しの折は、また一献傾けましょう!
コメント (2)
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