今日の「田中利典師曰く」は、〈佐藤愛子著/私の遺言…〉(師のブログ 2017.9.6 付)。これまで当ブログでも3回にわたり紹介した故・山口順昭大和尚に関係したブログ記事である。
佐藤愛子さんの 『私の遺言』(2002年刊)は最近、ラジオでも紹介されていて、「不思議なことが起きるものだな」と思って、車の中で首をひねっていたことがある。ebookjapanのサイトには、
北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。
やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。
ベストセラー『九十歳。何がめでたい』(2016年8月刊)は、草笛光子さんの主演で映画にもなったが、1923年(大正12年)11月にお生まれの佐藤愛子さんは、はや101歳!
『私の遺言』が刊行されたのは、佐藤さんが79歳のときだ。遺言を書いてから23年も健筆をふるわれるとは、ご本人も思っておられなかったことだろう。では、以下に師のブログ全文を紹介する。
「佐藤愛子著/私の遺言…」
佐藤愛子さんの『私の遺言』(新潮社/2002年10月刊)、本書の64頁に、先に逝去された北海道のくま先生=山口順昭大和尚のことが、実名で紹介されています。
すでに書きましたが、私は先生のご自坊、新冠(にいかっぷ)の馬頭観音寺に半年ほど寄宿していました。そのとき2度ほど、佐藤愛子さんの別荘に先生とともにお邪魔したことがあり、先生と佐藤さんとの交情を目の当たりにしました。文章の中に、その交情のほどを垣間見る気がします。
狐憑(きつねつ)きのお祓いの話が載っています。「ヨシのキツネ」という短編小説になっていますが、そんなような場面は、新冠での半年の間で、私も何度が経験しましたし、その後の私の大きな力になりました。祈祷師/里山伏(さとやまぶし)はそういうことを経て、一人前にしていただくわけですから…。
まあ、私はあまり得意な分野の活動ではありませんので、あらかじめ、そこのところは、お断りしておきます。くま先生とは違って、なにぶんともへなちょこ山伏ですからねえ。
アイヌのひとたちのことも含めて、北海道はまだまだ前近代的な精霊とか、動物霊や魔物との垣根が低くて、そういう世界が広がっていました。いわゆる霊媒体質ともいえる佐藤さんの本、面白いですね。
佐藤愛子さんの 『私の遺言』(2002年刊)は最近、ラジオでも紹介されていて、「不思議なことが起きるものだな」と思って、車の中で首をひねっていたことがある。ebookjapanのサイトには、
北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。
やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。
ベストセラー『九十歳。何がめでたい』(2016年8月刊)は、草笛光子さんの主演で映画にもなったが、1923年(大正12年)11月にお生まれの佐藤愛子さんは、はや101歳!
『私の遺言』が刊行されたのは、佐藤さんが79歳のときだ。遺言を書いてから23年も健筆をふるわれるとは、ご本人も思っておられなかったことだろう。では、以下に師のブログ全文を紹介する。
「佐藤愛子著/私の遺言…」
佐藤愛子さんの『私の遺言』(新潮社/2002年10月刊)、本書の64頁に、先に逝去された北海道のくま先生=山口順昭大和尚のことが、実名で紹介されています。
すでに書きましたが、私は先生のご自坊、新冠(にいかっぷ)の馬頭観音寺に半年ほど寄宿していました。そのとき2度ほど、佐藤愛子さんの別荘に先生とともにお邪魔したことがあり、先生と佐藤さんとの交情を目の当たりにしました。文章の中に、その交情のほどを垣間見る気がします。
狐憑(きつねつ)きのお祓いの話が載っています。「ヨシのキツネ」という短編小説になっていますが、そんなような場面は、新冠での半年の間で、私も何度が経験しましたし、その後の私の大きな力になりました。祈祷師/里山伏(さとやまぶし)はそういうことを経て、一人前にしていただくわけですから…。
まあ、私はあまり得意な分野の活動ではありませんので、あらかじめ、そこのところは、お断りしておきます。くま先生とは違って、なにぶんともへなちょこ山伏ですからねえ。
アイヌのひとたちのことも含めて、北海道はまだまだ前近代的な精霊とか、動物霊や魔物との垣根が低くて、そういう世界が広がっていました。いわゆる霊媒体質ともいえる佐藤さんの本、面白いですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます