4/1にスタートした九度山(和歌山県伊都郡九度山町)の「町家の人形めぐり」に、観光客が続々と訪れている。私は4/25(土)~26(日)に帰省してきたので、その様子を写真で紹介したい。
※人形めぐりの公式ホームページ
http://www.k-matsu.com/kudoyama/
トップ写真は、人形めぐりの「特設会場」である。武者人形と雛人形がずらりと並び、これは圧巻だ。
※もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php
顔のイラストのついた赤い鎧兜は、ウチの分家の長男が制作したもので、実際に「真田祭り」の武者行列(毎年5/5)で、これを着て歩いた。小さく見えるが、身長180cmの人間でもちょうど良いサイズなのだ。
※町家の人形めぐり(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/8866734ffa67787db1f242605f608ec1
特設会場にはこのような西洋人形も飾られている。地元で人形作りを指導されている森千江子さんの作品である。壁には昔日の九度山町の写真が貼られ、これを見て懐かしむ町民も多い。
九度山では、商店街周辺の61軒ものお家に様々な人形が飾られ、来られた方には家の人が丁寧に説明されている。まずは、武者人形の写真から紹介する。
今にも噛みつきそうなトラ
女の子のいるお家では、雛人形を飾っている。これも華やかで楽しい。
「電車を自由に走らせて下さい」との貼り紙がある。子供さんは喜ぶだろう
次の写真はお稚児さん(稚児行列)の衣装である。幼稚園児だったお嬢さん(今は18歳)がこれを着て行列された。たいていは貸衣装で済ますが、こちらは呉服屋さんなので、買っておかれたのだそうだ。
こちらでは、毎年少しずつ買い足された人形をずらりと年代順に並べておられる。流行があるのだろうか、姿形が微妙に違うところが面白い。
人形めぐりの世話役代表・阪井賢三さん(「九度山町住民クラブ」代表)。世話役の松本宜雄(よしお)さんたちとともに、ご苦労をされて、人形めぐりをここまで引っ張って来られた。
人形めぐり世話役のお1人、招福庵(土産物店)の西田さん。お母さんとお子さんと一緒にパチリ。あとで、ご主人が入っていなかったことに気がついた、ごめんなさい。
西田家の兜(西田さんのお父さんがお孫さんのために買われたもの)。とてもスマートで、細工も精緻だ
以前このブログにコメントをいただいた、みばやし こうじさん宅で、珍しいものを見せていただいた。明治40年頃の武者人形である。「他にもあるのですが、傷んでいますので」とおっしゃるところを「ぜひそれも見せて下さい」と強引にお願いした。こういう形で保管されていたのだ。
明治40年頃の武者人形。三林さんのお父さんの人形だ
こちらはお雛さん。並べ方が難しそうだ
三林さんの奥さんが作られたテディ・ベアやパッチワークも並べられている
町内には、人形だけでなく、いろんな珍しい「お宝」が並べられている。その一部を紹介すると…。
サムライ軍団のフィギュアとウルトラマンのフィギュアが、同じ棚に並べられている。ジオラマにして戦争させれば面白いだろう。
オオヤマレンゲだろうか、本物そっくりだ
「凧の版木は、家宝です」とおしゃる表具屋さん。版木はB4程度だが、凧はたたみ一畳分はある
「人形めぐり」は、人形を見るだけでも十分面白いが、お家の人に、人形にまつわるエピソードを聞くと、それがまた楽しい。人形にはそのお家の「物語」がぎっしり詰まっているのである。
「町家の人形めぐり」は、5/5まで。真田祭りの5/4~5は混み合うので、ぜひお早めにお訪ねいただきたい。
※真田祭りイベントスケジュール(町のホームページ)
http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC02000&Cc=7D214910B64&DM=&Tp=&IM=
※人形めぐりの公式ホームページ
http://www.k-matsu.com/kudoyama/
トップ写真は、人形めぐりの「特設会場」である。武者人形と雛人形がずらりと並び、これは圧巻だ。
※もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php
顔のイラストのついた赤い鎧兜は、ウチの分家の長男が制作したもので、実際に「真田祭り」の武者行列(毎年5/5)で、これを着て歩いた。小さく見えるが、身長180cmの人間でもちょうど良いサイズなのだ。
※町家の人形めぐり(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/8866734ffa67787db1f242605f608ec1
特設会場にはこのような西洋人形も飾られている。地元で人形作りを指導されている森千江子さんの作品である。壁には昔日の九度山町の写真が貼られ、これを見て懐かしむ町民も多い。
九度山では、商店街周辺の61軒ものお家に様々な人形が飾られ、来られた方には家の人が丁寧に説明されている。まずは、武者人形の写真から紹介する。
今にも噛みつきそうなトラ
女の子のいるお家では、雛人形を飾っている。これも華やかで楽しい。
「電車を自由に走らせて下さい」との貼り紙がある。子供さんは喜ぶだろう
次の写真はお稚児さん(稚児行列)の衣装である。幼稚園児だったお嬢さん(今は18歳)がこれを着て行列された。たいていは貸衣装で済ますが、こちらは呉服屋さんなので、買っておかれたのだそうだ。
こちらでは、毎年少しずつ買い足された人形をずらりと年代順に並べておられる。流行があるのだろうか、姿形が微妙に違うところが面白い。
人形めぐりの世話役代表・阪井賢三さん(「九度山町住民クラブ」代表)。世話役の松本宜雄(よしお)さんたちとともに、ご苦労をされて、人形めぐりをここまで引っ張って来られた。
人形めぐり世話役のお1人、招福庵(土産物店)の西田さん。お母さんとお子さんと一緒にパチリ。あとで、ご主人が入っていなかったことに気がついた、ごめんなさい。
西田家の兜(西田さんのお父さんがお孫さんのために買われたもの)。とてもスマートで、細工も精緻だ
以前このブログにコメントをいただいた、みばやし こうじさん宅で、珍しいものを見せていただいた。明治40年頃の武者人形である。「他にもあるのですが、傷んでいますので」とおっしゃるところを「ぜひそれも見せて下さい」と強引にお願いした。こういう形で保管されていたのだ。
明治40年頃の武者人形。三林さんのお父さんの人形だ
こちらはお雛さん。並べ方が難しそうだ
三林さんの奥さんが作られたテディ・ベアやパッチワークも並べられている
町内には、人形だけでなく、いろんな珍しい「お宝」が並べられている。その一部を紹介すると…。
サムライ軍団のフィギュアとウルトラマンのフィギュアが、同じ棚に並べられている。ジオラマにして戦争させれば面白いだろう。
オオヤマレンゲだろうか、本物そっくりだ
「凧の版木は、家宝です」とおしゃる表具屋さん。版木はB4程度だが、凧はたたみ一畳分はある
「人形めぐり」は、人形を見るだけでも十分面白いが、お家の人に、人形にまつわるエピソードを聞くと、それがまた楽しい。人形にはそのお家の「物語」がぎっしり詰まっているのである。
「町家の人形めぐり」は、5/5まで。真田祭りの5/4~5は混み合うので、ぜひお早めにお訪ねいただきたい。
※真田祭りイベントスケジュール(町のホームページ)
http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC02000&Cc=7D214910B64&DM=&Tp=&IM=
日本の素晴らしい文化ですね。
さすが真田六文銭の地です。
日経新聞の先日の記事では若い女性で戦国武将が人気になっているそうで真田幸村は伊達政宗に次いで堂々2位とか。
若い女性もこれから大挙して九度山に来るようになるかもしれません。
素晴らしい。
これからは、役所に頼らずとも、斯様な手法で町おこしをして、地域活性化を行う手法が一般的になっていく様な気がしてなりません。
この点を比較すれば、奈良市内は街の人々の頭が一歩遅れている気がします。奈良ももっと頑張ろう!
実は、私の実家にあった明治40年代の人形を1体このイベントに出していただいているのを、今回の帰省で知りました。恥ずかしながら、私はその人形の存在を知らなかったものですから、今日は再度お訪ねして確認してきました。
長い間の眠りから覚めた人形の喜びはいかほどかと、そして私どももイベントに少し参加できたようでさらに楽しくなりました。
昨日は、念願の高野山町石道約20㎞歩いてまいりました。
想像以上にすばらしい祈りの道でした。世界遺産登録されたのもうなずけますね。
とうとう クライマックスが近ずいて参りました
今年の 反省点は来年の改良点として受け止めて
来年はより密度の濃いものにしたいです
コンサートなどどうなるのか 不安も多いんですが
お天気で事故がないことを 祈っています
鉄田さんも ぜひお帰り下さい
> 先日の記事では若い女性で戦国武将が人気になっている
> そうで真田幸村は伊達政宗に次いで堂々2位とか。若い女性
> もこれから大挙して九度山に来るようになるかもしれません。
先日西田さんから「お店(招福庵)に遠方から若い女性が来られ、六文銭グッズを買って帰られる」というお話をお聞きしたばかりでした。知人が関連記事を検索してくれましたので、いつかブログに書こうと思います。
> 真田六文銭から、現代の手作り人形、フィギアまで、来客者の
> 楽しませ方を御存知ですねぇ。町おこしの基本を熟知されています。
町おこしの方法など、全く分からないところから始められましたが、世話役さんたちの熱意で町民が自主的に動かれ、このようなイベントに仕上がりました。「町おこしで最も大事なのは、町民の支持だ」ということがよく分かりました。
> この点を比較すれば、奈良市内は街の人々の頭が
> 一歩遅れている気がします。奈良ももっと頑張ろう!
九度山の人形めぐりは、田舎の良さ(ムラ的な団結力・助け合いの精神、お年寄りの知恵など)がうまく活かされた事例だと思います。奈良の市街地は、もっと大きく羽ばたく可能性を秘めています(金田さんが以前された「陶器市」のように)。次は、奈良の盛り上げを考えましょう。
> 実家にあった明治40年代の人形を1体このイベントに
> 出していただいているのを、今回の帰省で知りました。
そうでしたか。詳しく教えていただければ、帰省の際に写真に撮らせていただきます。
> 昨日は、念願の高野山町石道約20㎞歩いてまいりました。
昨日でしたか、良い道でしょう? 天気は良かったものの、寒くて大変でしたね。急な坂道を20kmとは、ご立派です。
> クライマックスが近づいて参りました 今年の反省点は来年の
> 改良点として受け止めて 来年はより密度の濃いものにしたいです
西田さん、今日は南海電鉄の「天空」乗車でしょうか。お誘いいただきながら叶わず、失礼しました。
今年の人形めぐりの実績や成果は、ぜひ新聞発表(広報)していただきたいと思います。
5/2には、高取町の野村さんたちが視察に来られるとか。5/4~5の真田祭りまで、あとわずかとなりました。私は5/3の夜から帰省します。また協力されるお家や人形が増えているのでは、と期待しています。奈良ではせんとくんグッズがよく売れています。真田グッズも、もっとブレイクしてほしいですね。