tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

光明寺で花見

2007年04月10日 | 小さな旅
会社の同僚と作る「京都食べ歩き同好会」、春の例会(4/7)では総勢8名で光明寺(京都府長岡京市)を訪れた。奈良から国際会館前行きに乗り、四条烏丸で阪急に乗り継ぎ、長岡天神駅下車・バスで約10分だ。

この寺は西山浄土宗の総本山で、紅葉で有名であるが、桜の季節も良い。境内では満開の桜をバックに、お寺のPR用ビデオの収録も行われていた。ソメイヨシノだけでなく、可愛いピンクの八重桜なども咲き出していた。
※光明寺のホームページ
http://www.komyo-ji.or.jp/

あいにくの小雨だったので、花見は早々に切り上げて、昼食はお寺に接した「いっぷく亭」へ。手軽なお店であるが、座敷に上がって豆腐づくしの会席をいただいた。

大鍋の湯豆腐に始まり、湯葉・豆腐・がんもどきや竹の子をあしらったヘルシー料理の数々、締めは竹の子ご飯で、ちょうどいい具合に満腹になった。
※いっぷく亭(Yahoo!グルメ)
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005247461/M0026000447/

帰りは少し歩くと「長岡京 小倉山荘 竹生(ちくぶ)の郷」という軽食と菓子販売のお店があり、そこで幹事さんから、お土産の「京の合わせ最中 竹生の郷」を受け取った。皮と餡が分かれていて、食べるときに挟むタイプだ。家で食べると、パリパリした皮の食感が良く、餡も美味しかった。
※「長岡京 小倉山荘」のホームページ
http://www.ogurasansou.co.jp/

いにしえの都・長岡京の、しっとりとした風情を楽しんだ春雨の一日であった。
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観光地奈良の勝ち残り戦略(4)県観光強化に求められているもの

2007年04月07日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
奈良コンベンションビューロー理事長の箸尾達哉氏(奈良パークホテル代取会長)が「県観光強化に求められているもの」というタイトルの提言を、(上)(下)2回にわたり奈良新聞(4/5~6)に寄稿された。

業界代表者の提言であり、最近このブログで議論していたこととも重なるので、以下に要約して紹介したい。

【1.外国人観光客:ニーズの多様化進む 大阪はアジアに人気】

・小泉前首相が提唱した「ビジット・ジャパン・キャンペーン」により、昨年の訪日(インパウンド)観光客数は過去最高の733万人となった。しかし関空を起点とする「国内ゴールデンルート」(大阪→奈良→京都→名古屋→箱根→東京)に依存してきた奈良や京都は、外国人客の訪問率がここ数年低下している。

・その背景には、東アジア(韓国、台湾、香港、中国)系旅行者が、同様の歴史・文化を持つ奈良や京都を敬遠することや、リピーターが増えて新しい刺激が求められるのに、それに十分応えられていないことが挙げられる。

・一方、大阪への訪問客は増えている。これはショッピングや繁華街散策、グルメなど「都会的な雰囲気」を楽しみたいアジア系旅行者のニーズに応えているからである。

・国内旅行では「果物や野菜の収穫体験」「陶芸・木工などの工芸体験」「ガイド付き体験ツアー」などが注目されている。

・インバウンド向けには「日本的な歴史・生活文化に触れたい欧米人」「都会的な雰囲気や観光スポットを好むアジア系」「ゴールデンルート重視の中国人」など細分化が始まっている。

【2.広域連携の必要性:大阪との相互補完を 全県統一組織が急務】

・今や、観光客のニーズを1つの地域で満足させることは不可能になっている。そのために必要なのが広域連携で、都会的な雰囲気の「大阪」と歴史・自然・文化に富む「奈良」は補完的関係が成り立つ(京都と奈良は観光資源が同質のため、差別化が困難=排他的関係)。

・大阪と奈良は、近鉄・JR、第2阪奈・南阪奈・名阪国道で密接に結ばれている。関空→大阪→奈良→関空(またはその逆)という新たなゴールデンルートの開拓も夢ではない。

・国内客に人気の「果物や農産物の収穫体験」は、アジア系の関心も高い。県内には柿、梨、ブドウ、イチゴ、メロンなどの産地が幹線道路沿いに点在するほか、にぎり墨、鬼瓦づくり、そうめん作りなどの体験施設も多い。

・問題は、どこが大阪の観光関連組織との橋渡しをするか、である。大阪は観光施策の効率化を図るため、組織の一本化を進めるようだ。奈良県も、従来のタテ割りを廃し、全県横断的な観光組織に一本化(再構築)する必要がある。

・大阪などとの交流やインバウンド情報の収集などを新組織で一元的に推進しなけれぱならない。それが奈良県の観光基盤向上や競争力強化につながる。

要約は以上である。私見では、農産物の収穫体験は気温や天候に左右されるのでリスクが大きいし、工芸体験などは県内にさほど受け入れ施設が充実しているとは思えない。しかし大阪との広域連携や組織の一元化は賛成である。

大阪との連携については、このブログ(観光地奈良の勝ち残り戦略1~3)の「奈良活性化考え中」さんや「はじめまして」さんの意見と重なる部分が多い。

最後の「新組織」については、八坂豊氏(奈良ロイヤルホテル支配人)がNHKテレビで提案されていた「奈良ランドオペレーター」の発想と共通する部分がある。

ブログ読者の皆さんのご意見は、いかが?

※参考:観光地奈良の勝ち残り戦略(3)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/3bf1c47822c1b82568aeaaac234795b5

※写真は、今春の桜(平城宮跡・朱雀門前)
コメント (5)
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夢CUBEで台湾茶

2007年04月05日 | 奈良にこだわる
今朝(4/5)の奈良新聞に、奈良市中心市街地活性化協議会が活性化基本計画のまとめを進めている、という記事が載っていた。JR奈良駅前のダイエー跡地や、三条通りの旧奈良銀行本店などを活用し、沈滞した商店街などに賑わいを取り戻そうという試みだ。コンセプトは「歴史とロマンに抱かれた、まほろばの都 奈良」だ。

現在は地盤沈下の著しい奈良の中心市街地であるが、かつて「奈良の心斎橋」と謳(うた)われた商店街があったことをご存知だろうか。

《奈良の観光ガイドブックの古いものを見ていたら、奈良に心斎橋が記述されていた。それは『大和名所案内』(大正3年)という書物で、餅飯殿(もちいどの)町の説明に「(三條通りを東に向かい)南に切れる町筋で、市内では心斎橋通りと謂ふべき所である」とある。奈良一番の繁華街を心斎橋筋にたとえてくれているのである》「奈良にあった心斎橋通り」(「心ブラしましょ 伊藤純」産経新聞夕刊 06.12.18付)

この「もちいどのセンター街」に、かつての賑わいを取り戻そうと企画されたのが「夢CUBE」である。廃業したパチンコ店跡地を商店街が買い取り、若い起業家のための箱形店舗に再生させたのである。

06年11月に出店希望者を募ったところ40人の応募があり、選考の結果、20~30代を中心とした10人の経営者が選ばれた。3/18からプレオープンしているが、グランドオープンは4/13だ。

立ち寄ってみると、確かに一部は工事中だが、斬新な造りのお店がずらりと並んでいる。以前からパンフレットをいただいていた「おちゃっちゃ」(台湾茶の店)に立ち寄り、擂茶(れいちゃ)を買い求めた。20種類の雑穀や緑茶をブレンドした粉末茶だ。体に良いお茶だそうで、お湯に溶かして飲むと、きな粉とグリーンティをブレンドしたような味わいで、とても美味しい。小腹の空いたときなどに、もってこいだ。
※「おちゃっちゃ」のホームページhttp://www.ocha-cha.com/
※keroco(おちゃっちゃ)さんのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/kerokerkeroco

奈良の心斎橋に誕生したチャレンジショップたち。アメリカ村や南堀江のように大きく育ってほしいと期待している。

※写真は夢CUBEの入口付近(もちいどのセンター街側から撮影)。
コメント (8)
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第4回 奈良県“暮らし”と“環境”フェスティバル

2007年04月02日 | 環境問題
今年も「県“暮らし”と“環境”フェスティバル」が開かれた(3/314/1 県文化会館)。主催は同実行委員会、後援は奈良県、南都銀行、関西電力、大阪ガス、ならコープなど。

身近な体験や実演などを通じて「環境にやさしい生活」をPRする催しで、今年は両日で約9千人が訪れた。
※同フェスティバルの紹介サイト(奈良新聞社)
http://www.nara-np.co.jp/special/ecolife/index.shtml

写真は4/1のエコ体験会場(小ホール)。ゲーム、クイズや手づくり体験、展示などで身近な環境問題が理解できる仕組みになっている。この日は大ホールでアンパンマン着ぐるみショーがあったので、たくさんの親子連れが訪れていた。

私の娘(中学生)も3/31に訪れて、大山のぶ代さんの講演「地球に優しい暮らし方」(かんでんNARAエコライフトーク)を聞き、「とても勉強になった」と言っていた。講演の最後にはドラえもんの声で「もったいないことはしない。地球に優しい暮らしを」と呼びかけられたそうだ。

私もこのフェスティバルの関係者の1人だが、これまで4回実施してきて、ようやく定着してきたように感じる。出展者も慣れてきて、対応もスムーズだ。来場者はスタンプラリーなどを楽しみながら各ブースを回り、ちゃんと粗品を手にしている。

親と子が一緒に「地球環境問題」を身近に感じられるところが、この催しの良いところである。はや来年には京都議定書の約束年度が始まる。催しにも一層の工夫が求められそうなので、頑張らなければ。
コメント (2)
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