tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

第1回古社寺を歩こう会「興福寺の廃仏毀釈」

2008年10月10日 | 古社寺を歩こう会
同僚のNくんが「古社寺を歩こう会」というサークルを立ち上げてくれた。年に3~4回、会社の同僚をはじめとする同好の士を募り、ウォーキング(現地見学会)にレクチャー(座学)を組み込んだ催しをしよう、というものだ。近鉄の「近畿文化会」の奈良県限定版のような企画だ。奈良検定対策も兼ねている。

その記念すべき第1回が10/5(日)に行われた。初回のテーマは「興福寺の廃仏毀釈」、講師は郷土史家で「木津の文化財と緑を守る会」会長の岩井照芳(いわい・てるよし)氏だ。約20人のメンバーが、奈良マーチャントシードセンター(奈良市・もちいどのセンター街)の会議室に集合した。

1868(慶応4)年の「神仏分離令」に基づく廃仏毀釈は、奈良の寺院を破壊した。とりわけ興福寺には甚大な被害を及ぼした。手元の樋口清之著『私の奈良案内』(主婦の友社)によると、

《興福寺の今日の荒廃は、明治初年の廃仏毀釈という寺院破壊運動が直接の原因である。興福寺は、高級僧侶が京都の公卿出身であった。彼らは、この運動が起こったとき、みな競って還俗し、春日の祠官となって、華族に列せられた。寺を捨てて保身を考えたのである。(中略) この結果、多くの建物や土塀はこわされ、わずかに鎌倉時代の北円堂と三重塔、足利時代の五重塔、東金堂、大湯屋が、かろうじて、破壊からまぬがれた。仏像仏具経典の類は、おそらく数知れず失われたのであろう》。

《昭和12年、東金堂が解体修理されたとき、台座の下や屋根裏から、白鳳から江戸初期までの遺物が無数に発見された。5百年まえの絵馬や轆轤(ろくろ)のような珍品をはじめ、寺務所の倉がいっぱいになってしまうほど貴重な品々が発見された。これからすると、もし興福寺がむかしのままに残っていたら、あるいは、日本の文化史は一部書きかえなければならないのではないかと思う。興福寺とは、日本の歴史にそれほど重要な意味をもっている寺なのである》。
※参考:興福寺(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%88%E7%A6%8F%E5%AF%BA

岩井氏は、この方面の研究では第一人者である。期待に胸をふくらませてマーチャントシードセンターに向かった。



この日は10:30~12:00まで座学、昼食のあと13:00~15:00まで、説明をいただきながら興福寺周辺を歩く、というスケジュールだ。岩井氏にはレジュメと古絵図、周辺写真(明治時代)のコピーをご準備いただいた。まずレジュメに基づき、「維新期の興福寺の概況」「維新期の興福寺組織」などについて説明していただいた。

興福寺のお坊さんの「位格」に関する説明があって、上から門跡(もんぜき=最高位で別当にあたる)、院家(いんげ)、学侶(がくりょ)、三綱(さんごう)、衆徒(しゅと)、専当(せんとう)、承仕(しょうじ)、仕丁(じちょう)と、9段階もあったのだ。最高位の「門跡」は、一乗院と大乗院が交代で務めた。

目をひいたのが、「興福寺古絵図」に描かれた伽藍と塔頭の立派さだ。塔頭の数を数えると、110あまり。東向北商店街の辺りから、裁判所、県庁、知事公舎、南は猿沢池畔、奈良ホテル、瑜伽神社(ゆうがじんじゃ)、浮見堂のあたりまで、びっしりと塔頭が建ち並んでいたのだ。


興福寺南大門跡地。背後のお堂は南円堂(西国三十三ヶ所第九番札所)

座学と昼食のあとは現地へ。写真は南大門の跡地だが、岩井氏に促されて足下を見ると、梵字の彫られた石がびっしりと並べられている。石碑か何かが運ばれてきて、それが石畳になっているのだ。ここへは何度も足を運んでいるのに、今まで全く気づかなかった。


名勝大乗院庭園文化館内

上の写真は、奈良ホテルの南側にある「名勝大乗院庭園文化館」(旧大乗院庭園)だ。栄華を誇った頃の大乗院(門跡寺院)の復元模型があり、規模の大きさがよく分かる。この文化館は入場無料で庭園が遠望でき、休憩もできるとても良い観光拠点である。

このあと瑜伽神社の前(奈良ホテルの東)を抜け、残された塔頭の門(=冒頭の写真)などを見学した後、鷺池(浮見堂のある池)の畔へ。次の写真の公衆トイレは、塔頭跡に建っているのだそうだ。仏罰が当たりませんように。





周辺には、写真のように破壊された土塀があちこちに残っている。このまま朽ち果てさせて、良いものだろうか。

予定の15時になって国立博物館の庭で解散。希望者は、興福寺国宝館を見学した。それにしても、密度の濃い「歩こう会」だった。廃仏毀釈のすさまじさと、興福寺のかつての栄華がしのばれ、いい勉強になった。参加者は皆、とても喜んでいた。
岩井先生、本当に有難うございました。
コメント (2)
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炭火焼鳥 おっとり

2008年10月08日 | グルメガイド
生駒市内で勤務する同僚に、美味しい焼鳥屋さんを教えてもらった。「炭火焼鳥 おっとり」(生駒市元町1-11-13 田村マンションB1-002)という店だ。大阪に通勤される方が自宅のある生駒駅周辺で帰りに一杯、というパターンが多いのか、駅近くには美味しい店がたくさんあるという。

「おっとり」の名刺には「備長炭で焼く大きな焼鳥 だからジューシーでおいしい! 御家族連れでも 御気軽にどうぞ」とある。店は近鉄生駒駅から徒歩3分、マンションのあるビルの1階(半地下)にあった。

食べ物メニューはざっと50種類、お酒の種類も豊富だ。焼鳥は割安なセットメニュー(6本1050円、9本1580円、13本=フルセット2380円)もあったが、好きなものだけ個別にオーダーすることにした。写真は向かって左から、せせり180円、皮(塩ガーリック味)180円、紀州赤どり(ねぎま)280円、三角(テール)180円だ。



さすがに紀州赤どりは、コクがあって美味しい(奈良県特産の「大和肉鶏」も置いてほしいところだが)。皮に塩ガーリックとはよく考えたものだが、これはベストマッチだ。次の写真は皮のタレ焼き180円と肝180円の各2本で、確かに「大きな焼鳥」だ。特に、ほっこりと焼き上げた肝がいい。



「当店はキリンビール認定の『おいしい生ビール宣言店』です」とあったので、とりあえずビールにしたのだが、ご主人から「春鹿の『立春からの贈り物』がお薦めですよ」と声をかけてもらったので、これを注文。

店内のポスターによると、縁起物の「立春朝搾り」と同時に瓶詰めされたお酒で、210日熟成の純米吟醸生原酒(限定1000本)だそうだ。「10/1入荷 1杯144ml 780円」だ。これは原酒の重さが残る、じんわりと美味しいお酒だった。



締めには、日替わりの「気まぐれメニュー」にあった「特製 スープ茶漬ささみ入り 490円」(=冒頭の写真)を注文した。気まぐれメニューに「鶏がらスープでコクのでたささみの酒蒸しマヨネーズ和え 360円」があったが、通常メニューの「鶏がらスープ茶漬 390円」に、このささみ酒蒸しをトッピングしたものだそうだ。

うーん、これはイケる。ささみに鶏の旨味がついていて、これがあっさりしたスープと白飯によく合うのだ。県農林部の「奈良のうまいもの」メニューに「奈良の鶏茶(とりちゃ)」があるが、これは「生駒の鶏茶」だ。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/recipe/toritya.html

ご主人は、数年前に脱サラしてこの店を始められたそうだ。焼鳥、飲物、ご飯物と、それぞれバランス良く美味しいこのお店、ぜひお訪ねいただきたい。

所在地:生駒市元町1-11-13 田村マンションB1-002 営業:17:30~24:00
日曜休(祝日は営業) ℡ 0743-73-2325
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ハートツリーの「吉野の地域産業を発展させる会」

2008年10月05日 | 林業・割り箸
10/4(土)14:30~17:00、大淀町文化会館(奈良県吉野郡大淀町)で、「吉野の地域産業を発展させる会」の発足説明会が開催された。

この会は、以前当ブログでも紹介したとおり、東京で環境支援ビジネスを手がけるハートツリー株式会社(服部進社長=冒頭写真)の呼びかけにより、地元の内原商店(木製品卸業)、瀬上林業(林業・木材卸業)、中神木材(山林管理・素材業)の計4社が発起人となって発足した会である。
※吉野ハート プロジェクト(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/663ef93b2f8a46bc2d9ff4b9e4f6da70

「Yoshino Heart(吉野ハート)プロジェクト」として、吉野材を使った割り箸や木製品などを普及させることにより、吉野の林業や地元産業を活性化しようというものだ。その第1ステップとして、吉野割り箸を全国に広めようとしている。コンビニや食品メーカーなどと提携し、輸入割り箸を吉野割り箸に代えてもらおうというねらいである。コスト上昇分は、メーカーの広告を入れることで賄う(=アド箸)という仕組みだ。

このハートツリー(株)は、早くから社名にある「ハートツリープロジェクト」を立ち上げている。企業などの協賛により、商品などの売上げの一部を植樹や森林の保育に回してもらおうという趣旨である(この日は朝から、同プロジェクトに伴う植樹イベントが行われた)。だから今回の「吉野ハートプロジェクト」は、同社プロジェクト第2弾で、地域限定の発展版という位置づけだ。




植樹イベント(10/4 瀬上林業の持ち山で 吉野郡下市町丹生)

この日の説明会の参加者は、約60人。林業家、県・町村関係者や地元銀行員の姿が目につく。製箸業者や製材業者の参加は少ない様子だ。冒頭の来賓(大淀町長と下市町長)挨拶の後、森林ジャーナリスト・田中淳夫氏の「日本の活性化は割り箸から! 木を見て森を見て、日本を考える」というタイトルの講演があった。

これに続き、ハートツリープロジェクトに協賛しているキンレイ(冷凍鍋焼きうどんとコラボ)、ローソン(吉野割り箸を提供)、オリンパスビジュアルコミュニケーションズ(間伐材を使用した紙をCDジャケットに使用)から、「吉野材活用事例」紹介があった(この3社は、朝から植樹も行っていた)。ハートツリーの服部社長からは、「今後の取り組み・会への登録方法」の説明が行われた。

とりわけ、ローソンの伊藤敏彦氏の話に注目が集まった。同社が首都圏で展開する「ナチュラルローソン」(82店舗)は、持ち帰り弁当などにつけている中国産割り箸を、11/25から吉野ヒノキの割り箸に代えるというのだ。タイミング良く昨日(10/4)の日経新聞にも取り上げられ、《はし袋の表側に広告を印刷して広告費用を得ることで、中国産に比べて2-3倍する製造コストを補う。森林の管理作業から出る端材を原料に使い、国内森林資源の維持につなげる。奈良県吉野地区で得られるヒノキの間伐材を加工する》とある。


(株)ローソンのシニアマネージャー・伊藤敏彦氏
(商品・物流本部 ナチュラルローソンMD部)

ナチュラルローソンでは、1店舗当たり約7500膳/月の箸を配布している。全店(82店)では年間約720万膳に上るというから、これは「吉野割り箸特需」だ。中国産に比べて安全・安心(漂白剤、防腐剤、防カビ剤など不使用)で、香りも手触りも良い吉野割り箸の配布は、「美と健康を考えたライフスタイルを身近でサポートする」ナチュラルローソンのお客に、大歓迎されることだろう。

伊藤氏によれば、当初はローソン全店で出している割り箸を国産に変えようと考えたが、それだと5億膳必要になり、とても調達できないから当面はナチュラルローソンだけにしたという話だ。

これについて、この日講演された田中淳夫氏は、自らのブログにこう書かれている。《5億膳! これは国産割り箸全部ひっくるめた量だ。しかもローソンが決行したら、おそらく周辺のコンビニ業界や弁当業界も引きずられるだろうから、その数倍の需要が生み出される可能性が高い。これが、東京のマーケッターの力か。今後、本当に稼働し始めれば、どこまで需要が生み出されるだろうか。むしろ、生産・供給面が心配だ》。
※吉野ハート・プロジェクト(田中氏のブログ:だれが日本の「森と木と田舎」を殺すのか)
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2008/10/post-c8fe.html

キンレイも今月中旬から、和食レストラン「かごの屋」の関東の10店舗で、吉野ヒノキの割り箸(アド箸)を提供するという。これだけで年間100万膳になるが、最終的には全店舗・年間700万膳の利用をめざすそうだ。割り箸だけでなく、通常の箸として、企業のノベルティグッズ向けなどにも販売するそうだ。

今朝(10/5)の奈良新聞1面に、この説明会のことが報じられた。見出しは「吉野林業復興へ連携 産地と消費地結ぶ まず情報共有」だ。

《日本たばこ産業(JT)や大塚製薬で勤務してきた服部社長は「私はマーケティングの人間で環境については素人。しかし商品を知り、PRする方法は分かっている。日本を元気にするため、木から日本を考えたい。吉野はブランド要素が満載」と話し、情報の共有化、原材料の安定供給、製造(加工)の依頼の3点が重要だとした》(10/5付 奈良新聞)。

《地元の登録業者を募集。流通やメーカー、外食産業などの賛同企業と来月から情報の交流を始め、来年4月に民間非営利団体(NPO)を設立、5月に設立総会を目指す》《東奈良男下市町長は「木がだめだと吉野はやっていけない。会の発展に期待し、できるだけの協力をしたい」と話していた》(同紙)。

この日の締めで、吉野町長・北岡篤氏がエールを送った。手元のメモから拾うと、《この20年、吉野の林材業(林業と製材業)はひどい状態だった。材価が安く、担い手も育っていない。何とかこの状況を打開しようと、政府が募集した「地方の元気再生事業」にも応募したが、残念ながら選に漏れた。今日は、力強いお話を聞かせていただいた。良い会を作っていただいたことに感謝している。この吉野ハートプロジェクトは、行政として応援させていただきたい》。


エールを送られる北岡町長

なお、北岡町長のいう「地方の元気再生事業」とは、政府(内閣官房 地域活性化統合事務局)が募集していた国の補助事業で、吉野町は「吉野杉でつなぐ林業と観光! 元気もりもり吉野スタイル提案」というプランを応募(募集期間:08.5.1~16)されたが採用されず、当県からは唯一、河瀬直美氏の「なら国際映画祭」が選ばれたという話のことだ。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/c5930409e60e441565aa4e6ecc8bc90f

考えてみれば、この吉野ハートプロジェクトこそが「吉野杉でつなぐ林業と観光」であり「元気もりもり吉野スタイル」であろう。割り箸が使う木材量はさほど大きいものではないが、誰もが毎日使う最も身近な木製品である。地元の飲食店や弁当に付ける中国産の割り箸を吉野割り箸に代えるだけで、立派な観光振興策になる。

吉野ハートプロジェクトにより、吉野が、奈良が、ひいては日本が「元気もりもり(森・森)」になることを大いに期待している。
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ならまちで昼食を(4)ならまち知路留

2008年10月04日 | ならまちで昼食を
今日は「ならまち知路留(ちろる)」(奈良市薬師堂町30-1)を紹介する。この店を訪れたきっかけは、偶然の出会いからだった。お店近くの「酒仙堂」(土日のみ営業の古書店)で、お茶をいただきながら雑談しているとき、知路留のご主人(建築家)がふらりと訪ねて来られたのである(6/14)。

「知路留はもう閉店しましたが、寄って行きませんか」とお誘いを受け、お訪ねした。酒仙堂からは目と鼻の先だ。路地の奥の小さな町家を改装した建物で、内装や照明や建具など、隅々にまで目配りの行き届いた瀟洒なお店だった。


奈良晒の青いノレンが目印

板間には化学ワックスでなく蜜蝋(=みつロウ ミツバチの巣をつくるロウで、ハチミツを採った後の巣から作る)を塗られたそうだ。これならシックハウスの心配もない。料理にも化学調味料や白砂糖を使わず、素材の味を大切にしているという。



お店のブログには《隠れ家のようなお店で、まったりと。。。選べるメイン・たっぷりのお野菜を使ったおかず プチプチの雑穀入りのごはんでオナカとココロを満腹に》と自己紹介されていた。
http://nara-chiroru.jugem.jp/

知路留は、情報誌やタウン誌でよく取り上げられるので、ご存じの方も多いだろう。試しに手元の『歩く地図 奈良大和路'06』(山と渓谷社刊)を開いてみると、

《古民家を改装して、05年6月にオープンしたばかりのお店で、週替わりのランチがおすすめ。十穀米のごはんと契約農家から仕入れる有機野菜や無農薬野菜を中心に、少量多品種のおかずが楽しめます。控えめの味付けが野菜の味を一層引き立て、納得の味わいでした。じっくり煮込む「ちろるカレー」も人気があります》。



先日(9/13)再訪したとき、初めて食事をいただいた。1500円の「ちろるごはん(プチおやつ付き)」を注文した(=冒頭の写真)。メインは魚と肉から選べ、私は肉(鶏肉とキノコのうま煮)にした。良い素材を使い、あっさりとした味に仕立ててある。デザートに出てきた黒糖味のわらび餅も、モチモチしてとても美味しかった。素朴で健康に留意した料理は、ならまちのイメージにもぴったりである。



お客はほとんどが女性だし、店員さん(2人)も学生風の可愛い女の子なので、中年男にはやや場違いだが、すぐに慣れて、実家に帰ったような気持ちに浸れる。空いている時間帯なら、つい長居したくなる。

やや分かりにくいのが営業日と営業時間だ。通常は「金・土・日・月」の「12:00頃~売切れ終了(だいたい15時頃)」だ。しかも《臨時休業の場合がありますので、お越しの前にお電話いただけると幸いです。10月は第3日曜がお休みです》ということだ。



場所は説明しにくいが、ネットで検索すると、情景が目に浮かぶような丁寧な道案内がネット出ていたので、紹介しておく。

《場所は近鉄奈良駅から歩いて20分くらい。もちいどの商店街を抜けて、鰻の『江戸川』の前の道を渡ります。『カフェバー界』を通り過ぎ、まだまだまっすぐ。カフェ『(あっ、名前忘れた;)』がある角を「奈良町物語館」の方に向かって曲がります。沢山の赤い「身代わり猿」を見ながらしばらく道なり。「蚊帳」を商う『吉田蚊帳』を見つけたらそのまま右折。しばらく歩くと左手に「元興寺塔跡」があるので、それを通り過ぎた「御霊神社」を左折。程なく左手に小さな看板とお店に通じるちいさな「路地」が延びてるのが見えます。そう、道に面しているのはちいさな間口だけ。あとはどんどんその小さな路地を入っていくんですよ! これがまた、いい感じに曲がってるのでなかなかお店が見えないの。「知路留まであと26歩です」なんて看板もあって楽しい》。
http://caferepo.exblog.jp/7418548/

これからの観光シーズンには混み合うので、電話予約をお薦めする。私が訪ねたときも混んでいたので、携帯電話の番号を伝えて「酒仙堂」を冷やかしているうちに、呼び出していただいた。今やならまちの定番となったこのお店、ぜひお訪ねいただきたい。


http://www.kcn.ne.jp/kcn1ch/k-para/meiten/070619.html
コメント (2)
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