王寺観光ボランティアガイドの会・会長の阪本光弘さんから、こんなメールをいただいた。同会は毎週の土日、達磨寺をガイドされている。《奈良テレビ放送、9月23日火曜日の午後6時から放送の「ゆうドキッ!」のせんとく通信コーナー(6時20分頃)で紹介されます。ロケは17日に無事終了しました》。いただいた「お知らせ」(PDF)によると、
向かって右が本輝咲(もと・きさき)さん。これら5枚の写真はロケ風景で、阪本さんから送っていただいた
●コーナー名 奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」せんとくん通信コーナー
●放送時間 9月23日火曜日 午後5時58分~6時54分の間の約10分
●テ ー マ 聖徳太子・飢人伝説ゆかりの達磨寺「古代の王寺 太子ゆかりの里を訪ねる」
●内 容 日本書紀に記されている聖徳太子の「飢人伝説」ゆかりの達磨寺を中心に古代の王寺の史跡を訪ねる。
●ロ ケ 先 達磨寺、芦田池、王寺駅
●出 演 者 スタジオ進行 伊藤将也 岩崎絵美、VTRリポーター 本輝咲(もと・きさき)、ガイド役 平野淳子(王寺観光ボランティアガイドの会)、万葉歌朗唱 井上喜代藏(同)、達磨寺住職 日野周圭、観光・広報大使 雪丸
●ディレクター 熨斗弓子
達磨寺のご住職や、雪丸くんも登場するのだ。しかもレポーターは、私のもと同僚の本輝咲さんだ! 本さんには在職中、会社の天気予報フィラー(CM)に出演していただいたこともある。達磨寺は、『日本書紀』にも登場する古刹である。『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』によると、
達磨寺 (北葛城郡王寺町本町)
『日本書紀』推古天皇二十一年(六一三)の条をはじめ、諸書に見える片岡山飢人伝説を由来として、聖徳太子創建の寺院に列せられる。太子が斑鳩から磯長谷へ向かう途中、飢えて倒れた男に衣服を与えたが、後日亡くなったことを聞き、墓を造り丁重に葬らせた。ところが、数日後に飢人の遺体は衣服を残して消え去り、太子はその男が真人であったことを悟るという筋である。後世、この真人こそ達磨大師であるとする説が起きて達磨寺の由来になった。境内には横穴式石室をもつ三基の古墳(一基は本堂の基壇)が残り、それが飢人の墓であるという伝承がある。
達磨寺の近くには、片岡神社、放光寺、芦田池、孝霊天皇片岡馬坂陵など名所旧跡が多いが、あまり知られていないのが残念だ。皆さん、9月23日にはぜひ「ゆうドキッ!」をご覧になり、王寺町の奥深い歴史を味わってください!